• エロコメの名手は巨乳が苦手?!『すんどめ!!ミルキーウェイ』ふなつかずきインタビュー【前編】

    2018年06月19日
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    日販 ほんのひきだし編集部 芝原
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    これまでに『華麗なる食卓』『妖怪少女―モンスガ―』などを連載し、高い画力とかわいい女性キャラクター、サービスシーン満載の作風で人気を集めているふなつかずきさん。現在「グランドジャンプ」(集英社)で連載している『すんどめ!!ミルキーウェイ』最新4巻の発売を記念して、7月26日(木)、ふなつさんによるトークショーが新宿で開催されます。

    今回その“前哨戦”として、当日司会をつとめる“仕掛け番長”こと書店員の栗俣力也さんとの特別対談を、ほんのひきだしが単独取材しました。その模様をお送りいたします。

    ▼左からふなつかずきさん、栗俣力也さん

    ▼『すんどめ!!ミルキーウェイ』第4巻は本日6月19日(火)発売です!

    すんどめ!!ミルキーウェイ 4
    著者:ふなつかずき
    発売日:2018年06月
    発行所:集英社
    価格:583円(税込)
    ISBNコード:9784088910581

    「ふなつかずきトークショー」の詳細はこちら ※7月26日(木)開催

     

    ジャンプの担当編集がついたのに、そのまま続けた会社員生活

    栗俣:『すんどめ!!ミルキーウェイ』、人気ですよね。子孫を残すために地球を訪れた宇宙人と性欲の強い会社員の青年を描いた“エロコメディ”ということなんですが、普段は美少女の姿なんだけれど、いい感じになると恥ずかしくて宇宙人の姿に戻ってしまう、しかも主人公の青年が地球人とエッチしてしまうと故郷の星に“強制送還”されてしまう……という設定が非常に面白いです。

    まずは、ふなつ先生が漫画家になろうとしたきっかけからお聞きしてもよろしいでしょうか?

    ふなつ:僕はもともと絵を描くのが好きで、子どもの頃から絵ばかり描いてたんです。親からも「上手いね」って褒められて、それが嬉しいからまた描いて。それで、小学校高学年ぐらいの頃に「週刊少年ジャンプ」(以下、ジャンプ)を読んで、「うわ、漫画っておもしろい!」ってなって、気がついたら漫画家を目指していました。

    中高生ぐらいの頃は、「イラストレーターでもいいのかな」と思ったりもしたんですけど、基本的にはずっと漫画家になりたいという思いがありましたね。それで高校を卒業するときに「いったん就職してお金を貯めて、2年で50万円貯まったら東京で漫画家になろう」と決めました。でもいざ会社員として働き始めたら、それはそれで楽しくて(笑)。仕事というよりも、会社に集まった仲間が楽しい人ばかりだったんですね。

    でも、就職してからも漫画は描いていました。で、会社員になってまだそれほど経っていないときに、高校の終わりくらいから描いていた漫画で賞をもらったんです。といっても賞のなかでは下位のほうだったので、ページの端っこに名前とワンカットが小さく載るくらいのものだったんですが、ジャンプの編集さんから連絡いただいて「僕、担当になるんで、漫画描きましょう!」って言ってくれて。でも、そのときは、下がってたんですよ。

    栗俣:え? なんでですか?

    ふなつ:たぶん、会社の仲間と遊んでいるのが楽しかったんでしょうね。あとぶっちゃけて言うと、そのときちょうど新しい彼女ができたばっかりだったんです(笑)。今の嫁なんですけど。

    栗俣:おお、そうなんですね(笑)。

    ふなつ:遊ぶほうに気持ちがいっちゃってたから、編集さんから連絡いただいても返事をしなかったんです。結局、2年のつもりがその会社に合計で6年いました(笑)。

     

    漫画に戻ったきっかけは年賀状に描いたセクシーお姉さん?!

    栗俣:そこからどういう経緯で、また漫画家を目指すことになったんですか?

    ふなつ:「このまま会社員を続けて結婚しようかな」と考え始めた頃に、山一證券が倒産したんですよ。それが大きかったですね。「このままこの会社にいて、自分の将来はどうなるんだろう」って急に不安になって。

    栗俣:それですぐに違う道を目指すって、すごくないですか? 当時はまだ終身雇用が当たり前で、「会社に属している=安定している」という時代ですよね。

    ふなつ:僕自身はあまりピンときてなかったんですが、周りの大人たちがみんな騒いだんですよ。「あの山一證券が倒産したぞ!」「どうなるんだ、やべーぞ!」って。それで「これって、そんなに大変なことなんだ」と急に不安が襲ってきたんですね。僕が勤めていたのは親族で経営しているような会社だったんで、余計にやばいんじゃないかって。

    栗俣:なるほど、そうだったんですね。

    ふなつ:それ以前から結婚するつもりでいたので、すでに妻の親には挨拶に行ってたんですよ。「来年の春くらいに結婚しようと思っています」って。それが、その“来年の春”に「すみません、漫画家になりたいのでもう少し待ってください」と再び挨拶に行くことになるという(笑)。さすがに2回目はめちゃめちゃ緊張しましたね。殴られるんじゃないかと思いました。

    栗俣:実際の反応はどうだったんですか?

    ふなつ:それがありがたいことに、お義父さんが「若いんだし、やりたいことがあるなら目一杯やったほうがいいよ」って言ってくれたんです。

    栗俣:いいお義父さんですね。

    ふなつ:それから本腰を入れて「どうやって漫画家として食べていくか」ということを考えていたんですが、そんなとき、たまたま会社の後輩の女の子から「年賀状にバインバインのお姉ちゃんを描いてくれ」というリクエストを受けたんです。その子は漫画が好きで、僕がジャンプで賞をもらったことがあるのも知っていたんですよ。

    寅年だったので、(『うる星やつら』の)ラムちゃんみたいな虎柄の水着のセクシーなお姉さんを描いたんですが、それが自分で気に入ってしまって(笑)。「このキャラを動かしたいな」「この子を主人公にして描きたいな」と思うようになりました。

    栗俣:年賀状に描いたキャラクターを、ですか。

    ふなつ:そうです。そこから「どんな性格だろう?」「どんなしゃべり方をするんだろう?」といろいろ考えていって、ネームになった段階で「ちゃんとした漫画にしてあげよう」と思って漫画を1本描きました。キャラクターが一番活きる世界観や設定を考えていたら、最終的に虎女じゃなくてカラス女に変わっちゃったんですけど(笑)。そのときはもう24歳とかだったかなあ。

    栗俣:それは出版社へ持って行ったんですか?

    ふなつ:せっかく描いたし、ラストチャンスというわけではないけど、もう一度持って行ってみようと思って。ずっとジャンプっ子だったんでジャンプ編集部に持っていくつもりだったんですけど、その漫画もしかり、ちゃんと掲載されるようになったらお色気要素のある漫画も描いていきたかったので、ジャンプじゃないかなあという思いもありました。

    栗俣:結局どうされたんですか?

    ふなつ:周りの友達に見せたら「ジャンプではないかもしれないけど、やっぱりこのテイストはジャンプ系だよね」と言われたんです。「だったら、そのまま年齢層をスライドさせて『ヤンジャン(週刊ヤングジャンプ)』に持って行こう」ということになって。本当は当時、麻宮騎亜先生とか大暮維人先生がいらっしゃったので「ウルトラジャンプ」に行きたかったんですよ。まだ独立創刊していなくて、「ヤングジャンプ超増刊」でしたが。

    栗俣:ああ、あの頃ですね。

    ふなつ:当時はまだウルジャンが単体で賞を募集してなかったので、ウルジャンに行きたかったらまずヤンジャンに行かねばならない。それもあって、ヤンジャンに持ち込みました。

    栗俣:なるほど。そういう経緯があったんですね。

     

    “ちっぱい派”から巨乳の世界へ

    栗俣:それにしても、ヤンジャンに持ち込んだ最初の作品でバインバインのお姉さんを描いてたっていうのは意外ですね。連載デビュー作の『華麗なる食卓』しかり、ふなつ先生は“ちっぱい派”というイメージだったので。

    ふなつ:そうですよね。実際、どっちかというと貧乳派なんですよ(笑)。『華麗なる食卓』の初期から女の子ばかり描いてはいたんですけど。

    栗俣:そうですよね(笑)。

    ふなつ:そもそも巨乳にそんなに興味がなかったというのもあってか、巨乳の女の子はうまく描けなかったんですよね。巨乳のキャラクターがいても、あまりおっぱいを大きく描けなくて、妻に「このキャラ、もっとおっぱい大きいんじゃないの?」と指摘されても「大きいおっぱいってどうやって描くの?」っていう感じ(笑)。

    初めて自分のなかで“巨乳キャラ”というイメージをちゃんと作ったのは、『華麗なる食卓』の七瀬でした。だから、第一部(第1巻~第9巻)までのヒロインだった結維は胸がなかったんです。

    ▼七瀬眞尋

    栗俣:そんな先生が、どうして巨乳キャラの七瀬を?

    ふなつ:第9巻をもって第一部が完結したわけですが、第二部を始めるぞというとき、「どうやら世の中には巨乳というものがあるらしい」という話を聞いたんですよ。「おや、そんなものがあるのですか? 私、まったく存じておりませんでした!」「どうやらそっちのほうがヤンジャンではウケがいいらしいですね」「ほう、奇っ怪だ!」となって、そこで初めて巨乳キャラをまともに練習しました。

    栗俣:(爆笑)。描いてみてどうでしたか?(笑)

    ふなつ:いざ真剣に取り組んだら、思いのほか描きやすかったですね。男性キャラもそうですが、メリハリがある体って描きやすいんですよ。巨乳もそうだし、逆にガリガリすぎる体も描きやすいです。実は中肉中背が一番描きにくくて、男性キャラだとちょっと胸筋の影を入れただけで“ありすぎる”感じになっちゃうんです。だからスーッとアウトラインを描いたら、あとはもう乳首くらいしか描けない(笑)。

    栗俣:なるほど。

    ふなつ:女の子も同じで、おっぱいが大きいと、おっぱいをボーンと描いたらすぐにウエストがあって、それが終わったらすぐおしりがくる。すごくバランスが取りやすいんです。それに気づいて、「巨乳キャラ描きやすいな」って。パンチラとかは第一部の頃からちょこちょこやってたんですけど、そっちのほうが評判がいいなって思い始めて、「だったら意識してちゃんと描けるように練習しよう」と。

    栗俣:それで第二部からは、そっちのほうに走り始めたんですね。

     

    攻めすぎている『すんどめ!!ミルキーウェイ』

    栗俣:『華麗なる食卓』『妖怪少女―モンスガ―』ときて、現在は『すんどめ!!ミルキーウェイ』を連載中です。この作品はいろんな意味でチャレンジングというか、“攻めてる”と思うんですよ。これを連載しようと思った経緯をお聞きしてもよろしいでしょうか。

    すんどめ!!ミルキーウェイ 1
    著者:ふなつかずき
    発売日:2017年07月
    発行所:集英社
    価格:555円(税込)
    ISBNコード:9784088906362

    ふなつ:「カレー(華麗なる食卓)」も「モンスガ」もそうなんですけど、僕は要素を盛り込みすぎてしまうところがあるんです。「カレー」も、そもそもはカレー漫画なのに、後半は何の漫画かよくわからない展開になったりするじゃないですか。同年代の作家さんはみんな言うんですけど、子どものころにジャンプを読んでた漫画家って、「キャラクターの人生そのものを描きたい」みたいなところがあるんですよね。

    「モンスガ」が構想段階だったとき一番イメージとして近かったのが『地獄先生ぬ~べ~』なんですが、「ぬ~べ~」も妖怪漫画でありながら、先生が生徒を守るようなアツい展開もあれば、泣いちゃうようなシリアスな話もあるし、ギャグもエロもあるでしょ。そういう“ごった煮”というか、何でもありで描きたいというところがあったんです。

    栗俣:たしかに、「モンスガ」は女の子も可愛かったですが、バトル展開もアツかったですね。

    ふなつ:でも最近の漫画って、何かひとつに突出している作品が多いじゃないですか。「女子高生の学校生活をひたすら描くゆるふわ日常もの」とか、「ごはんを食べるだけ」とか。たぶんいわゆる“王道の作品”があるなかで、王道では勝てないところがニッチな作品を作って、それが増えたり広がったりした結果なんでしょうね。実際それがウケるようになったし、僕も好きなんですけど。ただ僕自身は「漫画といえば何でもあり」なイメージが強かったので、「モンスガ」でもゆるいエロだけじゃなく、いろいろな要素を盛り込みました。

    栗俣:編集部サイドはどうだったんですか?

    ふなつ:それも世代によって違いますね。編集部のなかでも副編集長とか主任クラスとか、比較的年配の方は、バトルとか熱い展開になってくると「よくなってきたね」って言うんですよ。でもそこにゆるいエロを入れると「いい展開になってきたのに、なんでこんなの入れるの」と言われる。若い編集さんたちは真逆で、「そもそもなんでバトルやってるんですか?」って言うし、ネットの書き込みを見ても、若い世代には「いろいろ入れすぎ」「バトルいらないじゃん」って書かれてる。

    僕としては間口を広くしたはずが、「ゆるエロだけだったら買うけど、バトルがあるからいらない」「せっかく可愛いしおもしろいのに、エロがあるから読まない」みたいな両極の反応が返ってきて……。ああ、今はそういう感じなんだと。「じゃあもういいよ、エロに特化する!」ということで、今に至ります(笑)。

    栗俣:なるほど!(爆笑)

    ふなつ:それで「特化させるなら何だろうね」っていうことで、編集部と打ち合わせでぶっちゃけて話をしたんです。「いっそ、宇宙人が可愛い女の子の姿で地球に来るのはどうだろう」「絶滅しちゃうから子種がほしいとか言ってさ、えっちいことしようとしたら、恥ずかしくてボン!って元の姿に戻ったりしてさ……」みたいな。そしたら、当時の「グランドジャンプ」の担当さんが「いいっすね、やりますか!」って。それまで描いてきた漫画と比べると設定がかなり雑だったので、「ほんとに?」って思いましたね(笑)。

    栗俣:すごく興味深いです。僕は「モンスガ」のバトル展開が本当に好きだったので、最後の“全員合体”みたいな展開もめっちゃアツかったし、もっと読みたかったです。

    ふなつ:ありがとうございます。そういうふうに言ってくださる方は大好きです(笑)。

    僕自身もすごく気に入っていたので、やりたいことはもっといっぱいあったんですよね。でも実は、2016年の2月には編集サイドから「あと1年で終わらせてくれ」って言われていたんです(『妖怪少女―モンスガ―』は2017年6月末に連載終了)。すぐに打ち切らなければいけないほど売れてなかったわけじゃないんですが、編集部の期待には届いていなかった。「もっと売れるものを描いてほしいから、これはいったん終わらせて次を描きましょう」と言われました。

    栗俣:それで、第14巻をもって完結と。

    ふなつ:本当はもうちょっと入れたい話があったんですけど、そうすると、ただでさえ分厚いのがさらに分厚くなっちゃうので……。せめて話はちゃんとまとめたかったので、虹緒(主人公の妹)の幽体離脱状態を戻すことを最優先にして、それ以外のエピソードはかなり割愛しました。

    栗俣:そうだったんですね。

    ふなつ:でも「トイポクンオヤシ」のネタだけは絶対にやりたくて。同じヤンジャンで『ゴールデンカムイ』が始まったときは、担当さんを通して「トイポクンオヤシだけは絶対にやらないでくださいね!」と伝えました。「やらねぇよ!」って言われましたけど(笑)。

    ※アイヌに伝わる妖怪。R-18ですので、くわしくは『妖怪少女―モンスガ―』第14巻にて。

    栗俣:このインタビューを読んで第14巻を買う人、いっぱいいそうですね(笑)。

    妖怪少女ーモンスガー 14
    著者:ふなつかずき
    発売日:2017年07月
    発行所:集英社
    価格:555円(税込)
    ISBNコード:9784088907031

    インタビュー後編:「RTされるエロ」を目指した「土下座で頼んでみた」シリーズ(2018年6月20日公開)に続く

     

    「ふなつかずきトークショー」イベント情報

    7月26日(木)に開催されるイベントでは、ふなつかずき作品の魅力に栗俣さんが迫ります! 連載中の知られざるエピソードなど、今回記事にできなかったぶっちゃけトークが聞けるかも?!

    日時:2018年7月26日(木)19:00~
    ・会場:TSUTAYA BOOK APARTMENT(東京都新宿区新宿3‐26‐14新宿ミニムビル4F)【MAP
    ・定員:50名
    ・料金:1,500円(税込) ※『すんどめ!!ミルキーウェイ』第4巻購入代を含みます。

    参加方法:電話にて申し込みを受け付けています。
    ※Tel.03-5315-4077(TSUTAYA BOOK APARTMENT)
    ※定員に達し次第、受付終了となります。

    イベント開催を記念して『すんどめ!!ミルキーウェイ』オリジナルグッズの期間限定発売も行なわれます!

    ・アクリルフィギュア(全3種)…各1,600円(税抜)
    ・アクリルキーホルダー(全3種)…各780円(税抜)

    取り扱い店舗
    ①7月26日(木):TSUTAYA BOOK APARTMENT 4Fカウンターにてイベント物販を実施
    ②7月1日(日)〜31日(火)まで:TSUTAYA BOOK STORE五反田店内の『すんどめ!!ミルキーウェイ』期間限定ミニショップにて販売


    ふなつかずき@funatsukazuki
    漫画家。大阪府東大阪市出身。1998年『漆黒のレムネア』で漫画家デビュー。代表作は世界初のカレー漫画『華麗なる食卓』、エロカワ妖怪バトルラブコメディ『妖怪少女―モンスガ―』。現在「グランドジャンプ」にて、『すんどめ!!ミルキーウェイ』を連載中。6月19日(火)に第4巻が発売される。Twitter掲載の漫画を書籍化した『土下座で頼んでみた』(KADOKAWA)も発売中。

    栗俣力也@maron_rikiya
    TSUTAYA書店員。また書籍プロデューサーとして、数多くの新刊、絶版、既刊作品を現場の目線からヒット作へ導き注目を集める。レコメンダーPJプロデューサー、コミック体験イベント「コミックライブ」の企画・司会、クリエーター向け情報サイト「クリエーターボイス」で企画・インタビュアー・ライターなどを行なう。著書に『マンガ担当書店員が全力で薦める本当にすごいマンガはこれだ!』(TOブックス)、原案を担当した『たぶん、出会わなければよかった嘘つきな君に』(祥伝社)などがある。





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