• 【没後70年】太宰治とはどんな人物だったのか?名だたる文豪らの追悼文から思いを馳せる

    2018年06月10日
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    ほんのひきだし編集部
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    6月19日(火)は「桜桃忌」。『人間失格』『走れメロス』『斜陽』などで知られる太宰治の遺体が発見された日であり、さらに今年は彼の没後70年にあたります。

    1948年、38歳の誕生日に、玉川上水で愛人とともに遺体で発見された太宰治。太宰は遺書に「小説を書くのがいやになつたから死ぬのです」と書いたそうですが、彼を取りまく人々は太宰の死に何を感じ、どう受け止めたのでしょうか?

     

    周囲の人々から見た「太宰治」

    6月6日(水)に発売された『太宰よ! 45人の追悼文集』は、同時代の作家や編集者、友人、家族らによる追悼文を集めた文庫本。

    全般にわたって太宰の面倒を見ていた井伏鱒二による弔辞をはじめ、同じ無頼派の坂口安吾や、彼の死を一番に知ったという檀一雄、『人間失格』を担当した編集者の臼井吉見、「太宰嫌い」を公言していた三島由紀夫、1年後に太宰の墓前で自死した田中英光などの“追悼文”が掲載されています。

    太宰治の書いたものではなく、彼にかかわった者が〈太宰治について書いたもの〉をまとめた本書。太宰治との間柄や、太宰治の年表なども掲載されており、彼の人となりに深く思いを馳せることができる一冊です。

    太宰よ!45人の追悼文集
    著者:河出書房新社編集部
    発売日:2018年06月
    発行所:河出書房新社
    価格:896円(税込)
    ISBNコード:9784309416144

     

    赤裸々に綴られた手紙から、太宰の人柄に思いを馳せる

    また同日には、同じく河出書房新社より『太宰治の手紙』が発売されました。

    こちらは〈太宰が書いたもの〉をまとめた文庫本で、1954年に刊行された小山清編による同名の書籍を、新字かな表記に改めた一冊。戦前に知人らへ送った手紙が時系列で掲載されており、こちらには、生真面目でやさしくて“ダメ人間“な太宰の人柄がありありとにじみ出ています。

    太宰治の手紙
    著者:太宰治 小山清(作家)
    発売日:2018年06月
    発行所:河出書房新社
    価格:821円(税込)
    ISBNコード:9784309416168

     

    太宰の暮らした三鷹市で特別展が開催

    1939年以降、家族とともに(疎開期間を除いて)亡くなるまで太宰治が過ごし、『走れメロス』『東京八景』『斜陽』『人間失格』などの作品を生み出した東京・三鷹市。

    太宰治の没後70年を記念して6月16日(土)より、三鷹市美術ギャラリーにて特別展「太宰治 三鷹とともに」が開催されます。

    6月24日(日)には、本展の監修をつとめた東京大学 安藤宏教授による講演会も実施予定。特別展の見どころと太宰治の創作活動を、展示資料から紐解きます。

    〉くわしくはこちら
    http://mitaka-sportsandculture.or.jp/dazai/event/20180616/




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