• 「ああ、貝社員で泣くなんて」――。ダメ社員も勇気を持てるビジネス小説『貝社員 浅利軍平』発売

    2018年03月19日
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    日販 ほんのひきだし編集部「新刊展望」担当
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    仕事をあっさり投げ出す「アサリ」や、うっかり者の「ワスレ貝」……どこにでもいそうなダメ社員を貝にたとえて描くアニメ『貝社員』が、なんと小説になりました!

    タイトルは『貝社員 浅利軍平』。ノベライズを手がけたのは、“劇中小説”としても話題になった『22年目の告白―私が殺人犯です―』の著者・浜口倫太郎さんです。

    おかしいけれどちょっとイラッとさせられるのがアニメ「貝社員」の特徴。しかし気になる小説の内容は、まさかの「涙を禁じ得ないリアルで熱いビジネス小説」なんだとか……!

    今回はそんな本作について、編集を担当した講談社 文芸第二出版部の大久保さんに文章を寄せていただきました。

    貝社員浅利軍平
    著者:浜口倫太郎
    発売日:2018年03月
    発行所:講談社
    価格:1,674円(税込)
    ISBNコード:9784062209854

     

    「ああ、貝社員で泣くなんて」――。イタズラ心から生まれた熱血ビジネス小説

    「おい、大久保。『カイシャイン』って知ってるか?」

    会社のデスクで鼻毛を抜いていると、突然、部長に訊かれました。

    「はあ、会社勤めの人ですか?」

    「違うよ、アサリとかの『貝』の『貝社員』だよ。あれ、ノベライズしようぜ」

    あまり多くを語らない部長に連れられ「貝社員」の生みの親である株式会社ディー・エル・イー様を訪問。快くノベライズの許可を頂きました。

    「貝社員」はいわゆる「ゆるキャラ」で、テレビや、TOHOシネマズの幕間に流れるマナー映像でお馴染みです。私も「貝社員」のイラストを見てピンと来ました。あっさり仕事を投げ出す「アサリ」や「はいはい」と返事だけはいい「ハイ貝」など、どの会社にもいそうなダメ社員をキャラクター化したものです。

    ノベライズは浜口倫太郎氏(累計20万部を超えた『22年目の告白 -私が殺人犯です-』の小説版の著者)にお願いしました。しかし、オリジナルの「貝社員」たちはあくまで「貝」なので、基本、硬い貝に挟まっていますし、勤めている会社もいったいどんな仕事をしているのか、よくわかりません。

    「これでは小説にはできない!」ということで、浜口さんとまず業種を決めることにしました。「あえて厳しい業界に『貝社員』を突っ込んだら面白くなるのではないか」「せっかくだから業界の内幕がわかる『お仕事小説』的な面白さが欲しい」「私のようなダメ社員が勇気を持てるような話に」……。浜口氏は、厳しい営業で知られるビール業界の取材から始めてくれました。そして、気がつけば、リアルで熱いビジネス小説が完成していました。

    原稿を一読して、涙が出ました。「ああ、『貝社員』で泣くなんて」とやや無念でもありました。イタズラ心から生まれたような小説ですが、とてもひたむきな小説です。ご一読いただければ幸いです。

    講談社 文芸第二出版部 大久保恭介

    22年目の告白
    著者:浜口倫太郎
    発売日:2017年04月
    発行所:講談社
    価格:713円(税込)
    ISBNコード:9784062936484
    廃校先生
    著者:浜口倫太郎
    発売日:2017年08月
    発行所:講談社
    価格:842円(税込)
    ISBNコード:9784062937399
    神様ドライブ
    著者:浜口倫太郎
    発売日:2017年02月
    発行所:講談社
    価格:1,620円(税込)
    ISBNコード:9784062203715

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