• 【ベスト10発表!】2017年下半期で1番売れたコミック第1巻は何だ?下半期コミック第1巻売上ランキングBEST50

    2018年03月06日
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    日販 ほんのひきだし編集部 芝原
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    第3位『Dr.STONE』

    Dr.STONE 1
    著者:稲垣理一郎 Boichi
    発売日:2017年07月
    発行所:集英社
    価格:432円(税込)
    ISBNコード:9784088811840

    一瞬にして世界中すべての人間が石と化す、謎の現象に巻き込まれた高校生の大樹。数千年後──。目覚めた大樹とその友・千空はゼロから文明を作ることを決意する!! 空前絶後のSFサバイバル冒険譚、開幕!!

    集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト『Dr.STONE』より)

    『Dr.STONE』は、『アイシールド21』の原作を担当した稲垣理一郎さんと、『サンケンロック』のBoichi(ぼういち)さんによるSF冒険譚。体力バカと科学を愛する天才のコンビが、「人類が石化する」という謎の現象で滅びた文明をゼロから作るべく奮闘する姿を描きます。

    わくわくのサバイバル生活、アツい男同士の友情、杠(ゆずりは)やコハクといったキュートなヒロインたちとのラブコメ展開といった“少年漫画らしさ”が詰まっているだけでなく、シリアスとギャグのバランスも絶妙な本作。「全国書店員が選んだおすすめコミック2018」でも第4位を獲得した注目作です。

    読者は20~30代の男性が中心。併読作品には『約束のネバーランド』(原作:白井カイウ、作画:出水ぽすか/集英社)や『僕のヒーローアカデミア』(堀越耕平/集英社)などが見られました。

    『Dr.STONE』は現在「週刊少年ジャンプ」にて連載中。単行本は第4巻まで発売されており、4月4日(水)に第5巻が発売予定です。

    『Dr.STONE』の試し読みはこちらから

     

    第2位『うらみちお兄さん』

    うらみちお兄さん 1
    著者:久世岳
    発売日:2017年10月
    発行所:一迅社
    価格:880円(税込)
    ISBNコード:9784758015752

    よい子のみんな〜! 裏表のあるお兄さんは好きかな〜?

    教育番組「ママンとトゥギャザー」の体操のお兄さん・表田裏道(おもたうらみち)31歳。
    爽やかだけど情緒不安定な“うらみちお兄さん”が垣間見せる大人の闇に、よい子のみんなはドン引き必至…!?

    大人になった“よい子”たちに送る、哀しみの人生賛歌!

    pixivコミック『うらみちお兄さん』より)

    『うらみちお兄さん』は、『トリマニア』の久世岳さんがWeb漫画誌「comic POOL」で連載しているブラックコメディ。さわやかなルックスに反して心に深い闇を抱えた、“体操のお兄さん”の日常が描かれています。

    ふとした時にうらみちお兄さんが漏らす“大人の本音“は、ストレスフルな現代社会に生きる大人ならきっと共感してしまうはず。お兄さんはもちろん、共演者をはじめとする「いろいろダメだけど愛すべき大人たち」も魅力的です。

    連載開始時から非常に人気の高かった『うらみちお兄さん』は、「第3回次にくるマンガ大賞」Webマンガ部門、「WEBマンガ総選挙」インディーズ部門でともに第1位を獲得。待望の書籍化が発表されるや問い合わせが殺到し、発売前の時点で重版が決定する人気ぶりを見せました。

    なお『うらみちお兄さん』の読者は10~20代が中心で、約9割が女性。『ヲタクに恋は難しい』(ふじた/一迅社)や『月刊少女野崎くん』(椿いづみ/スクウェア・エニックス)、『黒執事』(枢やな/スクウェア・エニックス)などとの併読傾向が見られました。

    4月27日(金)には、単行本第2巻が発売される予定です。

    『うらみちお兄さん』の試し読みはこちらから

     

    第1位『ROBOT×LASERBEAM』

    ROBOT×LASERBEAM 1
    著者:藤巻忠俊
    発売日:2017年07月
    発行所:集英社
    価格:432円(税込)
    ISBNコード:9784088811857

    主人公・呂羽人(ろばと)はバカ真面目でクソ几帳面、融通きかない空気読めない無感動無表情の通称・ロボ。そんなロボが、ゴルフと出会い…!?

    集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト『ROBOT×LASERBEAM』より)

    第1位は、『ROBOT×LASERBEAM』となりました!

    『ROBOT×LASERBEAM』は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の作品。『黒子のバスケ』の藤巻忠俊さんによるゴルフ漫画で、無感動・バカ真面目・几帳面というまるでロボットのような高校生が、その性格ゆえに身についた精密すぎるショットを武器に、高校ゴルフ界に旋風を巻き起こすさまが描かれています。

    ゴルフが好きになったわけでもなく、勝負事にも関心がなかったロボ。成り行きでゴルフ部に入った後も相変わらず無感動でマイペースでしたが、ライバルたちの出現によって次第に“勝ちたい”という気持ちが芽生え、人間としても成長していきます。超KYで浮いていたロボが変化していく姿に、胸が熱くなる作品です。

    なお『ROBOT×LASERBEAM』の読者は20~30代が中心で、男女比は半々といったところ。『黒子のバスケ』が女性人気が非常に高かったのに対して、今作では男性読者がしっかりついているようです。併読されている漫画には、『ハイキュー!!』(古舘春一/集英社)、『食戟のソーマ』(附田祐斗/集英社)などが見られました。

    ちなみに著者の藤巻さんは、大学時代にはゴルフ部に所属し、現在も趣味としてゴルフを続けているのだそう。超人的な必殺技も登場しますが、基本的な部分がリアルに描かれているので、読み進めるうちにゴルフの知識が身につきます。

    またゴルフというと「おじさん向けのスポーツ」というイメージが強いかもしれませんが、アスリートスポーツとしてのゴルフがおしゃれにかっこよく描かれているので、本作をきっかけにゴルフに興味をもつ若年層も増えそうです。

    『ROBOT×LASERBEAM』は3月2日(金)に第4巻が発売されたばかり。「ゴルフ漫画」ということから手に取っていなかった方は、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。

    『ROBOT×LASERBEAM』の試し読みはこちらから

     

    ランキングを振り返って

    ここまで〈第50位~第21位〉〈第20位~第11位〉〈第10位~第1位〉と3回にわたってお伝えしてきましたが、ランキング結果はいかがでしたか?

    今回のランキングで特に気になったのは、Web・アプリ連載作の減少です。ちなみに作品数を数えてみると、このようになりました。

    ・第50位~第21位 …5作品(2017年上半期のランキングでは10作品)
    ・第20位~第11位 …1作品(同 3作品)
    ・第10位~第1位… 1作品(同 3作品)

    この結果を「紙の雑誌の連載作が健闘した」と評価すべきか、「Web・アプリ連載のヒット作があまり出なかった」とすべきかはわかりません。紙の単行本が買われなくなっただけで、デジタル版が買われるようになったという可能性も考えられます。

    ただ、日常的にSNSや電子書籍の売上ランキングを見てきた限りでは、2017年の下半期は、Web・アプリ連載作にヒットが少なかったように思います。一時的な傾向かもしれませんが、ひょっとすると媒体数・作品数が増えすぎたために人気が分散し、“ヒット作”となりにくくなっているのかもしれません。一方で、新しい作品がたくさん生まれているということは、それだけヒットの可能性も多くはらんでいるということでもありますし、(紙の単行本であっても)SNSやバナー広告がきっかけで作品がブレイクするなど、Webの影響力自体は依然として非常にインパクトがあります。

    また今回のランキングでは、「すでに知名度のある漫画家の作品が上位にランクインしている」という印象も受けました。とはいえ読者全体の傾向として“作家買い”する読者は減っていますし、有名な漫画家であっても「大ヒット作の次作が売れない」というケースはよくあります。そんななかで最新作が上位にランクインしているということは、新境地にチャレンジし、“代表作”を更新するような漫画に挑んでいるということなのでしょう。

     

    最後に

    このようなランキングを発表しておいて何ですが、ランキング企画には「ランキング上位のタイトルばかりが注目を集める(それ以外のタイトルがあまり見られない)」という弊害があります。

    確かに「多くの人に買われた作品」と「作品の面白さ」には相関がありますが、それがあなたにとって“絶対に面白い作品”であるとは限りません。ですから今回のランキングも、ベスト10だけでなく、ぜひ50位~21位、20位~11位まで見てみてください。表紙やタイトルを見てピンときたものがあったら、まず読んでみること。それが“自分が面白いと思う作品”に出会う何よりの近道です。

    このランキングが、普段自分が読まないジャンルの漫画を読んだり、フレッシュな漫画を発掘したりする楽しさにつながればうれしいです。




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