• おにぎり、焼きそば……胃袋を刺激する小川糸エッセイ最新刊『卵を買いに』

    2018年02月18日
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    日販 ほんのひきだし編集部 SxGxMxT
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    2008年に発売された『食堂かたつむり』で小説家デビュー。TVドラマ化された『ツバキ文具店』が「2017年本屋大賞」で第4位となり、その続編『キラキラ共和国』が「2018年本屋大賞」にノミネート中の小川糸さん。

    そんな小川さんが自身のブログで執筆している日記エッセイ「ペンギンと暮らす」の、2015年分をまとめた最新刊『卵を買いに』が2月7日(水)に発売されました。

    卵を買いに
    著者:小川糸
    発売日:2018年02月
    発行所:幻冬舎
    価格:583円(税込)
    ISBNコード:9784344426962

     

    おにぎり、焼きそば、卵サンド……食欲中枢を刺激する日常エッセイ! ラトビアへの思いも

    本書は、以下の印象的な一文から始まります。

    新年早々、ペンギンは海外へ。

    (本書p.10より引用)

    「ペンギンと暮らす」シリーズを愛読している方にはおなじみですが、「ペンギン」とは小川さんのご主人のこと。ミュージシャンで、小川さん・浜田省吾さんとの音楽ユニット「Fairlife」でも活動している水谷公生さんです。

    そんな「ペンギン」や愛犬の「ゆりね」、そして友人たち……。『卵を買いに』では、小川さんが大切な人々と過ごす何気ない日常が、優しく温かい言葉で綴られています。

    小川さんといえば、詳細に描写される「食」のシーン。本書でも、小川さんが食べたり作ったりした料理が多数登場し、私たちの食欲中枢を刺激します。

    ▼ホカホカの焼きおにぎり!

    焼くのに少々時間がかかりますと言われた青菜漬けの焼きおにぎりは、周りに白味噌が塗ってあって、湯気までがご馳走だった。
    お惣菜は白身魚の焼いたのと、小豆カボチャ。
    小豆カボチャは、祖母もよく冬になると作ってくれたっけ。

    (本書p.18より引用)

    ▼ラーメン用の麺で作る焼きそば!

    冷蔵庫にあるもので、ヤキソバを作る。
    ヤキソバといっても、ヤキソバ用の麺は使わない。
    ラーメン用の麺を一度茹でてから、ヤキソバにするのだ。
    その方がずっと本格的になる。
    (中略)
    最初に豚ひき肉を炒め、そこに少し出汁を加えたら、茹で上がった麺を入れ、最後にセリを混ぜるだけ。
    味付けは、オイスターソースと日本で作られている魚醬、能登出汁、塩。
    いつも、その日の気分で作る。
    たまには、インド風にガラムマサラを入れたりして。

    (本書p.48より引用)

    ▼隠し味の効いた卵サンド!

    卵を茹でて、食パンに辛子バターをぬり、ピクルスと玉ねぎをみじん切りにして、ゆで卵に混ぜてマヨネーズと和える。
    隠し味に、ちょっぴりゆず酢を加えてみた。
    青空とたまごサンドって、なんて相性がいいんだろう。

    (本書p.76-77より引用)

    日常の細やかな物事の描写から、ときには文化や歴史といった事柄にまで思いを馳せる小川さんのエッセイ。特に、本書では取材で訪れたラトビアへの思いが語られています。

    ラトビアの美しく豊かな自然への憧憬や、職人気質の手仕事への敬意。そして、旧ソビエト連邦に占領されていた歴史にも触れ、「二度とこんな悲劇が繰り返されてはならない」という平和への強い願いが込められた内容です。

    ***

    年度末が近づき、忙しさを増す私たちの生活。そんな日々を送る中で、一日という「糸」を丹念に紡ぐ、小川さんの丁寧な暮らしを覗いてみてはいかがですか?

    卵を買いに
    著者:小川糸
    発売日:2018年02月
    発行所:幻冬舎
    価格:583円(税込)
    ISBNコード:9784344426962

    『ツバキ文具店』と、「2018年本屋大賞」ノミネート中の続編『キラキラ共和国』もあわせてどうぞ!

    ツバキ文具店
    著者:小川糸
    発売日:2016年04月
    発行所:幻冬舎
    価格:1,512円(税込)
    ISBNコード:9784344029279

    キラキラ共和国
    著者:小川糸
    発売日:2017年10月
    発行所:幻冬舎
    価格:1,512円(税込)
    ISBNコード:9784344031937

    現在までの“売れ方”から見る「2018年本屋大賞」:ノミネート10作を解説!
    他人の想いを紙とペンに込める、”代書屋”の手紙を公開!小川糸『ツバキ文具店』の続編『キラキラ共和国』




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