• シャッター街に活力を取り戻せ!痛快まちおこし&お仕事小説『花のさくら通り』文庫版発売

    2015年09月18日
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    日販 商品情報センター「新刊展望」編集部
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    〈荻原浩さんの『花のさくら通り』文庫版がこのほど発売されました。単行本刊行時に担当編集者の方から寄せていただいた作品ガイドを再掲載します。〉

    花のさくら通り
    著者:荻原浩
    発売日:2015年09月
    発行所:集英社
    価格:886円(税込)
    ISBNコード:9784087453577

     

    笑いと涙の痛快まちづくり小説

    荻原浩さんのデビュー作『オロロ畑でつかまえて』、第2作『なかよし小鳩組』につづくユニバーサル広告社シリーズ、待望の新作です!

    社長の石井、コピーライターの杉山(バツイチ。別居中の娘・早苗との手紙のやりとりが心の支えになっている)、天才アートディレクターの村崎(パンクバンド「ジストマ」の活動を本業と考えているフシがある)、アルバイトの猪熊(とにかく服装が派手!)。以上4名が集うユニバーサル広告社は、いつも倒産寸前&自転車操業状態。クライアントを選り好みする余裕などなく、『オロロ畑でつかまえて』では超過疎化した牛穴村の村おこし作戦を、『なかよし小鳩組』ではヤクザ小鳩組のイメージアップ戦略を、請け負ってきました。

    オロロ畑でつかまえて
    著者:荻原浩
    発売日:2001年10月
    発行所:集英社
    価格:497円(税込)
    ISBNコード:9784087473735

    なかよし小鳩組
    著者:荻原浩
    発売日:2003年03月
    発行所:集英社
    価格:724円(税込)
    ISBNコード:9784087475579

    けれど、長引く不況はユニバーサル広告社を直撃。都心のオフィスを離れ、さびれた商店街の和菓子屋「岡森本舗」の2階に間借りすることに。行覚寺の門前に広がるさくら通りを中心とした商店街は、少子高齢化や大手安売りスーパーの進出で今やシャッター通りと化しつつあります。このままでは先細る一方だと分かっていながらもなかなか新しい一歩を踏み出せず、歴史と伝統を守ることを優先してしまう老舗の主人たちと、改革に乗り出すほどの力を持たない若手店主たち……。

    岡森本舗の若主人から商店会の「さくら祭り」用チラシ作りを頼まれたのをきっかけに、杉山たちは商店街の活性化にかかわっていきます。チラシとポスターの制作、祭りのテコ入れ、さらには大手スーパーとのガチンコ対決作戦。アイデアを出し、一緒に汗をかき、少しずつ新しい風が吹き始めますが……。曲者や堅物だらけの商店街で、杉山たちの挑戦は実を結ぶ時が来るのか? その結果はぜひお手にとって確かめてみてください。

    今作は商店街を舞台にした痛快まちづくり小説であると同時に、社会のなかで働くことのキツさと面白さをぎゅっと凝縮した「お仕事小説」でもあります。毎日の仕事に疲れた時、働くことの意味が分からなくなった時、この物語が心にあたたかな光を灯してくれると思います。明日も頑張ってみよう、そんな気持ちをお届けできましたら幸いです。

    文・集英社 文芸書編集部 伊礼春奈


    (「新刊展望」2012年8月号より)common_banner_tenbo

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