• 14歳からの20年で綴った全歌詞を収録!『宇多田ヒカルの言葉』

    2017年12月17日
    楽しむ
    日販 仕入部 まりあんぬ
    Pocket

    2016年、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」を皮切りに、アーティスト活動を本格再開した宇多田ヒカルさん。そんな宇多田さんのデビュー20年目を記念した、『宇多田ヒカルの言葉』が12月9日(土)に発売されました。

    洗練された楽曲と特徴的な歌声が魅力の宇多田さんですが、本書は「作詞家・宇多田ヒカル」にスポットライトを当てた一冊です。14歳から現在までに彼女が書いた全75篇の歌詞を収録。また、糸井重里さんや吉本ばななさんをはじめ、さまざまな分野で活躍する8名が文章を寄せています。

    宇多田ヒカルの言葉
    著者:宇多田ヒカル
    発売日:2017年12月
    発行所:エムオン・エンタテインメント
    価格:1,512円(税込)
    ISBNコード:9784789736817

     

    宇多田ヒカルのデビューから現在までの軌跡。全75篇の歌詞を収録。

    1983年、演歌歌手の藤圭子さんと音楽プロデューサーの宇多田照實さんの間に生まれた宇多田ヒカルさん。12歳のときに詞を書き始めました。当時は、英語で作詞していたそうです。

    特に表現したいことや、伝えたいことはなかった。でも、音楽とともに浮かんでくる情景やおぼろげな情感を手繰り寄せてストーリーと登場人物を設定すると、言葉がたくさん出てきた。「誰か」の気持ちを描くことで、自分の意識下にあった気持ちに触れることができた。それが私にとっての作詞だった。

    (本書p.9より引用)

    1997年、14歳の宇多田さんが初めて手がけた日本語詞の楽曲「Never Let Go」では、愛にまつわる不安定な感情を、夢で見るような不思議な情景の中に描き出しています。本作は、デビューアルバム「First Love」に収録されました。

    「いきものがかり」のリーダー・水野良樹さんは、宇多田さんの歌に初めて触れたときの印象を、次のように述べています。

    ラジオが、かかっていた。不意に流れたのが、彼女の歌だった。
    触れたことのない新しさをまとったその歌への驚きよりも、DJが曲終わりに付け加えた一言のほうが、当時の自分にとっては衝撃だった。
    「お送りしたのは宇多田ヒカルで『Automatic』。デビューしたばかり、なんと弱冠十五歳のシンガーソングライターです」
    それは自分と同い年の少女が作り、歌った曲だった。信じられなかった。
    僕も、十五歳だった。

    (本書p.127より引用)

    宇多田さんの音楽を語るうえで、R&Bなどのブラックミュージックからの影響は外せません。「AAA」のメンバー・日高光啓さんはソロとしてのSKY-HI名義で本書に寄稿。次のように宇多田さんの歌詞を分析しています。

    宇多田さんの歌詞って、ブラックミュージックに精通しているのは明らかで、ポップスであれ、ロックであれ、ヒップホップであれ、ブラックミュージックを経由した人なら見えることがいっぱいある。語尾に韻を落とすとか、言葉からリズムが生まれるようなライミングを自然に取り入れていたところでは、恐らく、当時主流だった日本語の歌詞にはなかったと思います。

    (本書p.266より引用)

    歌詞は、楽曲に1つの“物語”を与えるものであると同時に、“音そのもの”として楽器と同じ働きをするもの。写真家・石川竜一さんは、宇多田さんの歌詞について次のように評しています。

    彼女の歌は言葉と音が切り離せない。それは勿論、言葉と音とが綿密に選択されているということだと思うが、それよりも、ひとつの身体的な感覚によって選択されているからこその、必然的な強さのように思う。

    (本書p.274より引用)

    2010年、アーティスト活動を休止して「人間活動」に専念することを宣言した宇多田さん。その後、母親の死、再婚、出産などいくつものターニングポイントを経て、2016年に音楽シーンへ戻ってきました。冒頭でご紹介した「花束を君に」と同時配信された「真夏の通り雨」の歌詞について、小田和正さんは次のように書いています。

    そうか…、止まないのか…通り雨は…。
    何度聴いても初めてのときと同じように、またそう思う。

    彼女は、あの頃のみずみずしさを失うことなく、
    感性は圧倒的にその深さを増した。

    (本書p.355より引用)

    宇多田さんは、本書のまえがきで「音楽ありきで綴った詞が音楽から切り離されて読み物として成立するのか不安だった」とコメント。しかし、20年にもわたって書き続けられた歌詞には、宇多田さんがたどった人生の軌跡が刻み込まれています。文字だけになった歌詞を読むことで、文章の背後にある感情の機微や、それぞれの言葉がもつ美しい響きにあらためて気づくことができるのも本書の魅力です。

    宇多田ヒカルの言葉
    著者:宇多田ヒカル
    発売日:2017年12月
    発行所:エムオン・エンタテインメント
    価格:1,512円(税込)
    ISBNコード:9784789736817

     

    『宇多田ヒカルの言葉』発売記念! 全国38書店にて「宇多田書店」が開催

    『宇多田ヒカルの言葉』の発売を記念し、12月9日(土)から全国38の書店にて、宇多田さんがおすすめする本を集めたコーナー企画「宇多田書店」が展開中。期間中は、コーナー対象商品を購入すると、先着で「宇多田ヒカルの言葉特製しおり」を入手できます。お近くの書店へ足を運んでみてください。
    ※キャンペーン期間は店舗によって異なります。

    〉実施店舗・キャンペーン詳細についてはこちら
    http://www.utadahikaru.jp/news/detail.html?id=488875




    タグ
    Pocket

  • GoogleAd:SP記事下




  • GoogleAd:007



  • ページの先頭に戻る