• ネットに書き込んだ悪意ある言葉は、すべて自分の中に蓄積される!?宮部みゆき『悲嘆の門』文庫版発売

    2017年12月03日
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    日販 仕入部 MIYA
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    今年、作家生活30周年を迎えた宮部みゆきさん。そんな宮部さんが2015年に発表した『悲嘆の門』の文庫版が、上中下巻で11月29日(水)に発売されました。

    悲嘆の門 上
    著者:宮部みゆき
    発売日:2017年12月
    発行所:新潮社
    価格:724円(税込)
    ISBNコード:9784101369426

     

    連続殺人事件発生! ネット上で事件を監視し続けた主人公を待ち受けていたものは……?

    『悲嘆の門』の主人公は、大学1年生の男子・三島孝太郎。彼は先輩に誘われ、「クマー」というサイバーパトロール会社でアルバイトを始めます。そこは、インターネット上の情報のうち、法に抵触するものや犯罪につながりそうなものを監視・調査する会社でした。

    ある日、全国で起きている不可解な殺人事件の監視チームに入るよう命じられた孝太郎。事件を追う過程で、彼は次第に“この世のものではない者たち”と接点をもつようになっていきます。

    そんな中、孝太郎の周囲でも新たな事件が発生。周りの制止を振り切って事件を追い続ける孝太郎の心もまた、悪しきものに蝕まれていきます。彼がついに辿りついた〈悲嘆の門〉とは――?

     

    現代のネット社会を舞台とした、サスペンス&ファンタジー大作!

    インターネットの普及により、さまざまな情報にアクセスしたり、人とつながったりすることが手軽にできるようになりました。一方で、インターネットには負の側面もあります。例えば、ネット上に溢れている個々の〈言葉〉を、読み手が恣意的に選別・解釈することで、虚構の〈物語〉が作られてしまう。そんな恐ろしさが、ネット社会にはあります。

    〈言葉〉と〈物語〉が根源的にもつパワーを強く訴えてくる『悲嘆の門』。ファンタジックな要素を介在させながら、現代人の誰もが関わる問題を、圧倒的なリアリティで描き出しています。「クマー」の社長が、主人公に「ネットに書き込んだ言葉は、なんであれ発信者の中に蓄積されていく」と主張するシーンは、私たちの〈言葉〉や〈ネット〉に向き合う姿勢を見直すきっかけを与えてくれます。

    『悲嘆の門』は、先行して発表された『英雄の書』の設定を共有する作品でもあります。〈狼〉というキャラクターや、“無名の地”といった世界観が踏襲されており、2作あわせて、さらに壮大なストーリーを味わうのもおすすめです。

    ファンタジーやサスペンス、ホラーなどさまざまな要素がつまっているのも、著者ならではの魅力。そんな宮部みゆきワールドに、どっぷりと浸ってみませんか。

    英雄の書 上巻
    著者:宮部みゆき
    発売日:2012年07月
    発行所:新潮社
    価格:724円(税込)
    ISBNコード:9784101369334




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