• 「人には、ときに非常出口が必要だ」――古川日出男『非常出口の音楽』はきらめくイメージが降りそそぐ、13年ぶりの掌篇集

    2017年07月31日
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    日販 ほんのひきだし編集部 「新刊展望」担当
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    7月25日(火)、古川日出男さんの『非常出口の音楽』が発売されました。

    近年、“古川日出男版”源氏物語『女たち三百人の裏切りの書』、著者ならではの語り口で完訳した現代の『平家物語』、2026年の東京を舞台に描く近未来長編『あるいは修羅の十億年』といった大作に取り組んできた古川さん。

    本作は、それらの執筆をつづける中で、「ふとした瞬間に湧いてきたタイトルや、イメージを書きとめておきたかった」と語る著者の、13年ぶりとなる掌篇集。「やさしい雨の降る森」「愛の不在」「ウォーターメロンガーデン」など、25のショートストーリーが、小さな祝福の瞬間を届けてくれます。

    非常出口の音楽
    著者:古川日出男
    発売日:2017年07月
    発行所:河出書房新社
    価格:1,620円(税込)
    ISBNコード:9784309025896

    【著者「あとがき」より】

    (……)だから、最後に一つだけ意味がありそうな言葉を足しておく。この本は、誰かの人生に入り口があるとか、そのキャリアに入り口が見つからないとか、この世界には出口があるとか、昏迷する時代からの出口はどこだとか、そういうことには一切関わっていない。人には、ときに非常出口が必要だ、と、そのことだけを語ろうとしている。それが(漠然とした体感でぜんぜんかまわないので)伝わったらうれしいと思っている。

    古川 日出男(ふるかわ・ひでお)
    1966年福島県生まれ。2002年『アラビアの夜の種族』で日本推理作家協会賞と日本SF大賞、06年『LOVE』で三島賞、15年『女たち三百人の裏切りの書』で野間文芸新人賞と読売文学賞(16年)を受賞。

    女たち三百人の裏切りの書
    著者:古川日出男
    発売日:2015年04月
    発行所:新潮社
    価格:2,700円(税込)
    ISBNコード:9784103060765
    日本文学全集 09
    著者:池澤夏樹
    発売日:2016年12月
    発行所:河出書房新社
    価格:3,780円(税込)
    ISBNコード:9784309728797
    あるいは修羅の十億年
    著者:古川日出男
    発売日:2016年03月
    発行所:集英社
    価格:2,376円(税込)
    ISBNコード:9784087716573




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