• 閲覧は自己責任で……。子ども向けなのに怖すぎる 「怪談えほん」シリーズ

    2017年08月04日
    楽しむ
    日販 ほんのひきだし編集部 SxGxMxT
    Pocket

    子ども向けなのに怖すぎる! 夏にぴったりの「怪談えほん」

    暑さの続く今日このごろ。夏といえばやっぱりホラーですが、皆さんはどんな話がお好みですか?

    今回ご紹介するのは、身の毛もよだつ怖~い絵本。怪談専門誌「幽」の編集顧問を務める文芸評論家・東雅夫さんの監修のもと、宮部みゆきさんや綾辻行人さん、小野不由美さんといった人気作家が物語を書いた「怪談えほん」シリーズです。

    このシリーズから現在刊行されているのは、9作品。テイストはさまざまですが、いずれも人気作家の文章と絵が融合することで、一層「こうだったらどうしよう」という想像が止まらなくなるものばかりです。

    一体どんな作品となっているのか、今回は9作品の中から特におすすめの2つを、くわしくご紹介します。

     

    ひとつに気付くと全部が怖くなる『いるの いないの』

    『いるの いないの』は、「百鬼夜行」シリーズなどで知られる京極夏彦さんの作品です。

    主人公は、田舎にあるおばあちゃんの家で暮らすことになった「ぼく」。おばあちゃんの家は、かやぶき屋根の古い日本家屋なのですが、「ぼく」は薄暗い家の“ある部分”が気になって仕方がありません。

    その“ある部分”とは、梁の上。

    そしてある日、「ぼく」は梁の上の暗がりに、とても怖いものを見つけてしまいます。

    文字が少ないぶん、勝手に想像が膨らんでしまうのが絵本のいいところであり、悪い(?)ところでもあります。

    一度も見えないおばあちゃんの顔、細く空いたふすま、暗い廊下の奥。「見えない」「わからない」って本当に怖い! 「いるの、いないの」と不安を覚えてしまいます。

    そして、そもそも「ぼく」はおばあちゃんの家で“暮らす”ことになったと書かれており、「泊まりにきた」とは書かれていないところも気になります。

    絵を見るに、物語の季節はおそらく夏。仮に夏休み中だったにせよ、こんな小さな子どもが一人で田舎へ来るのには、何かわけがあるのではないでしょうか……。

    いるのいないの
    著者:京極夏彦 町田尚子
    発売日:2012年02月
    発行所:岩崎書店
    価格:1,620円(税込)
    ISBNコード:9784265079537

     

    鏡に映る自分は、本当に「自分」ですか……? 『かがみのなか』

    『かがみのなか』の著者は、恩田陸さん。直木賞受賞作『蜜蜂と遠雷』や『夜のピクニック』などの青春小説でも人気の恩田さんですが、ホラーも一級品です。

    『かがみのなか』で題材になっているのは、いつでもどこでも目にする「鏡」。直接見ることができない“自分の姿”を映してくれる便利な道具ですが、果たして鏡に映っているのは、今自分が存在しているのと同じ世界なのでしょうか……?

    ▼右手を出せば、鏡の中の自分は左手を出す。「いつも」あべこべに映る「かがみ」。

    ▼でもそれって、本当に「いつも」なんでしょうか……?

    『かがみのなか』を読んだ後は、鏡をじっと見るのがきっと怖くなるはず。

    「鏡は霊の通り道になるから、使わないときは布をかぶせておきなさい」なんて、言われたことありませんか……?

    かがみのなか
    著者:恩田陸 樋口佳絵
    発売日:2014年07月
    発行所:岩崎書店
    価格:1,620円(税込)
    ISBNコード:9784265079568

     

    「怪談えほん」シリーズ作品紹介

    「怪談えほん」シリーズはこの他の7作も、それぞれの作家性が色濃く出たクセになるものばかり。ぜひ書店店頭で、手に取ってみてくださいね。

    悪い本
    著者:宮部みゆき 吉田尚令
    発売日:2011年10月
    発行所:岩崎書店
    価格:1,620円(税込)
    ISBNコード:9784265079513

    この世のどこかに存在する悪い本。あなたにいちばん悪いことをおしえてくれる。そんな本いらない?でもきっと欲しくなる……。

    マイマイとナイナイ
    著者:皆川博子 宇野亜喜良
    発売日:2011年10月
    発行所:岩崎書店
    価格:1,620円(税込)
    ISBNコード:9784265079520

    マイマイは、小さい弟ナイナイを壊れた自分の右目に入れて、そっとまぶたを開けた……。

    ゆうれいのまち
    著者:恒川光太郎 大畑いくの
    発売日:2012年02月
    発行所:岩崎書店
    価格:1,620円(税込)
    ISBNコード:9784265079544

    真夜中に、友達から遊びに行こうと誘われた。森の向こうに、「ゆうれいのまち」が現れるという……。

    ちょうつがいきいきい
    著者:加門七海 軽部武宏
    発売日:2012年03月
    発行所:岩崎書店
    価格:1,620円(税込)
    ISBNコード:9784265079551

    部屋の扉を開けると、きいきいと音がする。よく見ると、おばけが挟まって叫んでいた……。

    おんなのしろいあし
    著者:岩井志麻子 寺門孝之
    発売日:2014年08月
    発行所:岩崎書店
    価格:1,620円(税込)
    ISBNコード:9784265079575

    僕はとても強い男の子。だから、おばけも怖くない。皆が怖がる古い倉庫に、僕は一人で入った。するとそこには……。

    くうきにんげん
    著者:綾辻行人 牧野千穂
    発売日:2015年09月
    発行所:岩崎書店
    価格:1,620円(税込)
    ISBNコード:9784265079582

    「くうきにんげん」を知ってるかい。普通の人間に襲い掛かって、空気に変えてしまうのさ。ほら、君のそばにも……。

    はこ
    著者:小野不由美 nakaban
    発売日:2015年05月
    発行所:岩崎書店
    価格:1,620円(税込)
    ISBNコード:9784265079605

    この箱、何だっけ?開かない箱。降ると、コソコソ音がする……。




    タグ
    Pocket

  • kumon10/12~10/26 SP記事下

    『40周年限定版 くもんのはじめてのおけいこ』
  • GoogleAd:007



  • 関連記事

    ページの先頭に戻る