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今は空前のパンブーム。人気のパン店には朝早くから行列ができ、SNSにもおいしそうなパンの写真がたくさん……。雑誌のグルメ特集やレシピ本、エッセイなど“パンの本”は数多くありますが、今回は悶絶寸前においしそうなパンの絵本をご紹介します。
おじいちゃんが食べているのは、バターをたっぷり塗って、イチゴジャム、あんこときなこ、マシュマロなどをのせた甘い食パン。おばあちゃんには内緒です。
そこに孫の“ちびすけ”がやってくると、「しかたねえな」と言いつつおじいちゃんは分けてあげます。
少年から大人、そして親へと成長する“ちびすけ”と、いつものテーブル、いつもの椅子でパンを食べるおじいちゃんの、なんてことのない幸せな時間が描かれた一冊。自分が子どもだった頃の食卓の記憶がよみがえって、ちょっとしんみりした気持ちにもさせられます。
こんがり焼けたきつね色、つやつや光るジャム、絵がとにかくおいしそう!
でもでも、なんといってもこのおいしそうなパンの絵! こんがり焼けたきつね色、つやつや光るジャム……特に表紙のいちごジャムは、印刷の加工も相まってかなりリアルです。
香ばしい匂い、サクッと噛んだ瞬間口の中に広がる甘味を想像したら、すぐにでも食パンを買いに走って、まねして食べてみたくなりますよ。
作者は、累計10万部のヒットとなった漫画『ごはんのおとも』のたなさん。『ごはんのおとも』もほっこりかわいい絵とストーリーで、じんわり幸せを感じられる一作です。
卵の黄身のしょうゆ漬け、おむすび、とりそぼろなど、普段のごはんが不思議と特別なものに見えてきます。ぜひこちらも、手に取ってみてくださいね。