• ドラマ「カルテット」の“みぞみぞ”再び!坂元裕二最新作『往復書簡 初恋と不倫』で味わう珠玉の会話劇

    2017年06月27日
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    ほんのひきだし編集部 浅野
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    ドラマ「カルテット」の“みぞみぞ”を再び! 坂元裕二最新作『往復書簡 初恋と不倫』

    ドラマ「カルテット」を手掛けた脚本家・坂元裕二さんが描く最新作『往復書簡 初恋と不倫』が、6月27日(火)に発売されました。

    『往復書簡 初恋と不倫』に収録されているのは、朗読劇「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」と「カラシニコフ不倫海峡」(2012年・2014年上演)。数奇な運命をたどる男女の物語が、“ト書きなし・会話のみ”という構成で繰り広げられます。

     

    東京へ向かう高速バスで書かれたという、初恋の人からの手紙。しかしその手紙が届いた頃、“僕”はあるニュースを目にしていた……

    「不帰の初恋、海老名SA」のメインとなる登場人物は、かつて同級生だった男女。物語はこの2人の会話によって進行します。

    ある日男性のもとへふいに届いた、初恋の相手からの手紙。彼は手紙を読み、彼女が高速バスで東京へ向かっていること、手紙がその車中で書かれたこと、そして東京で、乗っているバスの運転手と結婚することを知ります。

    しかしその手紙が届いた頃、彼は、まさにそのバスが東名高速道路で横転したというニュースを目にしていました。死者は8名で、運転手は逃走中……。なぜ事故は起きたのか。なぜ彼女は彼に手紙を書いたのか。彼らはどんな結末を迎えるのか。そしてタイトルの「海老名SA」には、何があるのでしょうか?

    すでに“みぞみぞ”している方も多いかと思いますが、そこから互いの息づかいまでもが感じられる、息を呑む展開が繰り広げられます。

     

    アフリカで射殺されたはずの妻が、他人の夫と不倫している……?

    一方の「カラシニコフ不倫海峡」は、とある“迷惑メール”から物語が始まります。

    男性のもとに同じ人物から届いた、何通かの迷惑メール。実はそのメールはただの嫌がらせではなく、ある目的をもって送られていました。

    それは男性の妻にかかわること。男性の妻は地雷除去のボランティアに参加するためアフリカへ旅立ち、そこで武装集団に襲われて命を落としていました。しかし送り主の女性は、「あなたの妻は生きていて、アフリカで私の夫と暮らしている」といいます。

    「僕たちは捨てられた。問題は、さてどうしましょうか。ということですね?」

    同じ喪失を抱えた2つの心。この先は復讐劇となるのか、それとも愛の物語となるのか……? こちらも結末が気になります!

     

    『往復書簡 初恋と不倫』は6月27日発売!

    「カルテット」以前にも、「東京ラブストーリー」「ラストクリスマス」「猟奇的な彼女」「Mother」「それでも、生きてゆく」「最高の離婚」「Woman」など、巧みなストーリー展開で視聴者を魅了してきた坂元裕二さん。

    “会話のみ”というとなんとなく苦手意識を持つかもしれませんが、「カルテット」でも味わったような会話の軽妙さは、必ず読む者を物語へ引き込みます。また『往復書簡 初恋と不倫』というタイトルのとおり、実際にはお互いがすでにしたためたものを読むかたちをとっているので、むしろスピード感たっぷりに読み進められることと思います。

    “初恋”と“不倫”という、相反するようで似ているようでもある2つの恋愛物語。脚本家・坂元裕二の珠玉の会話劇を、ぜひ一度味わってみてください!

    往復書簡初恋と不倫
    著者:坂元裕二
    発売日:2017年07月
    発行所:リトル・モア
    価格:1,728円(税込)
    ISBNコード:9784898154618

     

    「カルテット」シナリオブックも発売中

    カルテット 1
    著者:坂元裕二
    発売日:2017年03月
    発行所:河出書房新社
    価格:1,620円(税込)
    ISBNコード:9784309025568

    カルテット 2
    著者:坂元裕二
    発売日:2017年03月
    発行所:河出書房新社
    価格:1,620円(税込)
    ISBNコード:9784309025575



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