• 内田康夫、休筆宣言!未完の浅見光彦シリーズ最新作『孤道』の〈完結編〉を公募

    2017年03月21日
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    日販 ほんのひきだし編集部 「新刊展望」担当
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    内田康夫が休筆宣言 未完の『孤道』の完結編を募集する企画が始動『

    毎日新聞夕刊にて浅見光彦シリーズ最新作『孤道(こどう)』を連載中だった2015年7月、脳こうそくで倒れた内田康夫さん。このたび内田さんは小説の「休筆宣言」をし、『孤道』は5月12日(金)に、毎日新聞出版より未完のまま刊行されます。

    それと同時に「『未完』を新たな書き手によって完結させる」という、現役作家としては前代未聞のプロジェクトが発足。本作の完結編が、2018年4月締め切りで募集されます。

    今回の「完結編」募集には、「世に眠っている才能の後押しができれば」という内田さんの思いが込められています。我こそはと思う書き手の方、“あなたの浅見光彦”で、事件の謎を解いてみませんか?

    ※「浅見光彦シリーズ」とは
    名家の次男坊で、フリーのルポライターである浅見光彦が、日本各地で起こる難事件を解決していく人気シリーズ。ドラマや映画、漫画にもなっている内田康夫さんの代表作で、第1作の1982年『後鳥羽伝説殺人事件』から数えてシリーズ著作数は113冊(『孤道』が114冊目となる)。シリーズ累計発行部数は約9600万部。




     

    『孤道』完結プロジェクト概要

    『孤道』発売日・「完結編」原稿募集開始
    2017年5月12日(金)

    「完結編」応募締切:
    2018年4月末日(当日消印有効・Web応募可)
    ※受賞発表:毎日新聞 小説現代(2018年秋予定)

    詳しい募集要項はこちら:
    http://www.mainichi.co.jp/kodo/

    孤道
    著者:内田康夫
    発売日:2017年05月
    発行所:毎日新聞出版
    価格:1,620円(税込)
    ISBNコード:9784620108292

    熊野古道の人気スポット「牛馬童子」の首が切られ、頭部が持ち去られた。さらに、地元名家で不動産会社社長の鈴木義弘が殺害された。病気療養中の「軽井沢の作家・内田」の代参で熊野に向かう浅見光彦は、大学の後輩である地元記者に頼まれ、事件の捜査に協力することになる。浅見は殺された鈴木の家に深い秘密があることを直感する。数日後、今度は今城塚古墳で異変が……。(謎が提示され、これから解決という段階で中断)

     

    内田康夫さんからのメッセージ

    2015年夏、僕は脳梗塞に倒れて、左半身にマヒが残りました。以降リハビリに励みましたが思うようにはいかず、現在のところ小説を書き続けることが難しくなりました。そこで思いついたのが、未だ世に出られずにいる才能ある方に完結させてもらうということでした。

    思えば僕が作家デビューしたのも、思いがけないきっかけでした。1980年、当時の仕事の営業用に自費出版した『死者の木霊』が、ひょんなことで評論家の目に止まったのでした。そういうこともあり、世に眠っている才能の後押しができれば……と。

    僕が休筆すると聞いて、浅見光彦は「これで軽井沢のセンセに、あることないこと書かれなくてすむ」と思うことでしょう。でも、どなたかが僕の代わりに、浅見を事件の終息へと導いてください。

    そして、小説の筆を休ませはしますが、短歌という凝縮した世界でならまだ創作ができるのではないかと思い至りました。もともと短歌は好きで『歌枕かるいざわ――軽井沢百首百景』という拙著もあります。カミさんにも助けてもらいながら、しばらくは短歌を詠むことで復活を目指します。

    今後、講談社文庫サイト内の「内田康夫と早坂真紀の夫婦短歌」で発表していきます。そちらもご覧くださるとうれしいです。

    いつの日か『孤道』が完結して世に送り出されんことを夢見ながらご挨拶とさせていただきます。

    (単行本のあとがきより一部抜粋)


    内田康夫 写真内田康夫 Yasuo Uchida
    1934年11月15日、東京都北区生まれ。軽井沢在住。コピーライター、テレビCM制作会社経営を経て、1980年に『死者の木霊』でデビュー。「第11回日本ミステリー文学大賞」受賞。


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