• 日本語は世界で一番ロマンチック!『I Love Youの訳し方』が話題:望月竜馬さんインタビュー

    2017年03月13日
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    『I Love Youの訳し方』の著者・望月竜馬さんインタビュー

    I Love Youの訳し方
    著者:望月竜馬 ジュリエット・スミス
    発売日:2016年12月
    発行所:雷鳥社
    価格:1,296円(税込)
    ISBNコード:9784844137160

    「夏目漱石は、I Love Youを『月がきれいですね』と訳した」。この逸話を知っている方は、多いと思います。

    それでは、太宰治や芥川龍之介、宮沢賢治らが「I Love You」をどう訳したかはご存知でしょうか?

    今、100人の作家による100通りの愛の表現を紹介した本『I Love Youの訳し方』が話題です。

    想いを伝える言葉は「愛している」だけではなく、また伝える手段も「愛している」と口にすることだけではないという、表現の豊かさ。そしてこれらが、著者・望月竜馬さんの独自の視点によって読み解かれている点も魅力的です。

    今回はそんな『I Love Youの訳し方』について、望月さんご本人に、誕生の経緯や、本に込めた想いを伺いました。

     

    愛の言葉を表現するには、日本語が世界一ロマンチックだと思う

    ――『I Love You の訳し方』が反響を呼んでいますね。まずは、この本を作ろうと思ったきっかけについて教えてください。

    ひと言でいえば、「日本語が世界でもっとも美しい言語だと思ったから」です。

    昔から本が好きで、小説や詩を中心に、たくさんの作品に触れてきました。そんな中で私が驚かされたのが、作家の表現の豊かさです。たとえば、桜の花びらが舞い落ちる様ひとつにしても「ひらひら」「ふわふわ」「はらはら」など、幾通りもの表現ができますよね。

    日本には「行間を読む」といわれるような、直接的な表現でなくとも相手の真意を汲み取る文化があります。「抽象的だ」「曖昧だ」といわれるかもしれませんが、そこに相手を想う、奥ゆかしくも秘めた情熱を感じたんです。

    ――まさに「100人いれば100通りの表現がある」ということですね。そんな中で「愛の表現」をテーマに選んだのは、なぜでしょうか?

    「恋は盲目」という言葉があるように、恋をすると周りや自分自身が見えなくなります。すると、今回の本の章テーマにもなっている、情熱的、感傷的、個性的、狂気的、浪漫的といった人間らしさが浮き彫りになるんです。

    「何より人が最も表現したくなるのが、恋をしたときだから」ということも理由の一つです。その証拠に、国や時代を問わず、多くの物語や音楽が恋愛を題材にしています。人は恋をすると、誰でも詩人になりたくなるのです。

    日本語の多様な表現力をもってすれば、“I Love You”のひと言も、伝え方が無限にある。ロマンチックではありませんか?

     

    日本がもっとロマンチックになるように

    ――作家たちによる愛の表現はもちろんですが、望月さんの解説に共感した読者も多いと思います。

    コメントは、私の直感で書かせていただきました。受け取り方は人それぞれなので、共感してくださる方もいれば、そうでない方もいると思います。

    本の著者プロフィールには「編集者」「ライター」に加え、「ロマンチスト」という肩書を加えさせていただきました。これは、私の中で「日本ロマンチスト化計画」と呼んでいる、日本にもっとロマンチストを増やしたいという思いからです。

    ――「日本ロマンチスト化計画」とは、壮大な計画ですね。望月さんの考えるロマンチストとは、どのような人なのでしょうか?

    ロマンチストには、「カッコつけている」「キザなセリフを言う」というイメージがあるかもしれません。でも私は、ロマンチストとは「相手の言葉や仕草の端々から想いを感じ取れる人」、たとえ稚拙だったとしても「想いを自分の言葉で伝えられる人」だと思うのです。

    そう考えると、人は皆生まれながらにしてロマンチストだと言ってもいいでしょう。日常はロマンスで溢れていると思います。それを見つけられるかどうかの違いなのです。

    皆さんも恥ずかしがらずに、今日からロマンチストを名乗ってみてください。そうすることで、日常がもっと楽しくなるかもしれませんよ。

     

    理想は「部屋に飾りたくなるような本」 大切な人への贈り物にも

    ――内容もさることながら、赤いカバーや挿絵のイラストが印象的ですね。

    カバーのデザインに、恋愛の要素は必ず入れようと思っていました。それと、タイトルを「訳し方」としたこともあって、この企画を思いついた時から「洋書っぽい雰囲気を出したい」と思っていたんです。

    そこで「この人しかいない!」と思ったのが、今回カバーイラストを描いてくださったジュリエット・スミスさんです。

    私はもともとジュリエットさんの作品が好きで、Twitterなどでもよく拝見していたのですが、どこか懐かしい雰囲気のある外国の絵本のようなタッチが、今回の本にぴったりだと思いました。

    ジュリエットさんも「世界観が合っていたので、すごく仕事がやりやすかった」と言ってくださって、嬉しかったですね。

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