• 【10~1位】2016年下半期で1番売れたコミック第1巻は何だ?下半期コミック第1巻売上ランキングBEST50

    2017年03月01日
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    日販 ほんのひきだし編集部 芝原
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    第3位『ファイアパンチ』

    ファイアパンチ 1
    著者:藤本タツキ
    発売日:2016年07月
    発行所:集英社
    価格:432円(税込)
    ISBNコード:9784088807317

    『氷の魔女』によって世界は雪と飢餓と狂気に覆われ、凍えた民は炎を求めた──。再生能力の祝福を持つ少年アグニと妹のルナ、身寄りのない兄妹を待ち受ける非情な運命とは…!?

    集英社マンガネット『ファイアパンチ(1)』より)

    『ファイアパンチ』は、藤本タツキさんによるダークファンタジーです。集英社「少年ジャンプ+」にて連載中で、単行本は第3巻まで発売中。3月3日(金)に最新4巻が発売されます。

    2016年4月に第1話が公開され、その衝撃的な内容からTwitterのトレンドワード入りするまでに反響を呼んだ本作。「このマンガがすごい!2017」オトコ編第3位、「俺マンガ大賞2016」第4位、「全国書店員が選んだおすすめコミック2017」第15位など数々の漫画賞を獲得、「マンガ大賞2017」にもノミネートされるなど、まさに2016年を代表するヒット作となりました。

    冒頭のアツい展開も素晴らしかったですが、第1巻最終話あたりからは予想外の方向に話が進み始め、第3巻ともなると、もはや同じ漫画であることを疑うほどに。第1巻しか読んでいない人は信じないかもしれませんが、なんと第3巻では作中で映画を撮っています!

    個人的には今のイカれた展開も最高に面白いと思うので、途中で読むのをやめてしまっている人は、ぜひ続きを読んでみてください。

    なお『ファイアパンチ』の読者は20代がメインで、約7割が男性。併読されている漫画には『進撃の巨人』(諫山創/講談社)や『ワンパンマン』(原作:ONE 漫画:村田雄介/集英社)、『東京喰種』(石田スイ/集英社)などが見られました。

    『ファイアパンチ』試し読みはこちらから

    「進撃の巨人以来の衝撃」「ラストに鳥肌」と話題の『ファイアパンチ』待望の第1巻発売

     

    第2位『双亡亭壊すべし』

    双亡亭壊すべし 第一巻
    著者:藤田和日郎
    発売日:2016年07月
    発行所:小学館
    価格:463円(税込)
    ISBNコード:9784091271792

    東京・沼半井町に佇む屋敷「双亡亭」は大正時代より存在し、有名な幽霊屋敷として噂されていた。近隣に住む凧葉 務は、「双亡亭」に引っ越してきた少年・緑朗と仲良くなるが、緑朗はその家で父を亡くしてしまう。そんな時総理が、因縁深い[双亡亭」へ異例の空爆を指示。しかし屋敷は自衛隊の空爆を受けても傷一つ負わなかった… その直後、45年前の行方不明機が突如飛来し、中には一人の生存者・凧葉青一が乗っていた。務の親戚と思われる名の不思議な少年は、緑朗同様に双亡亭を憎んでいるが…

    WEBサンデー『双亡亭壊すべし』より)

    『双亡亭壊すべし』は、『うしおととら』『からくりサーカス』の藤田和日郎さんによるスペクタクルモダンホラー。小学館「週刊少年サンデー」にて連載中で、現在単行本は第3巻まで発売されています。

    いつも独特の世界観で読者を魅了する、藤田和日郎さんの作品。本作では「入る者を食い殺す魔の屋敷」を舞台にしており、超アツい展開で読者をシビれさせてくれます。

    第1巻はやや説明的なパートが多いですが、2巻目以降はバトル要素が加わり、謎が謎を呼ぶ展開で加速度的に面白くなっています。そしてやはり、藤田和日郎さんの力強い絵にはホラーが似合う!!

    なお『双亡亭壊すべし』の読者は約7割が男性で、30~40代が中心となっています。また併読されている漫画には、『ドリフターズ』(平野耕太/少年画報社)や『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博/集英社)、『進撃の巨人』(諫山創/講談社)などが見られました。

    『双亡亭壊すべし』試し読みはこちらから

     

    第1位『終末のハーレム』

    終末のハーレム 1
    著者:LINK 宵野コタロー
    発売日:2016年09月
    発行所:集英社
    価格:626円(税込)
    ISBNコード:9784088808192

    時は2040年。難病に侵された青年・怜人は幼馴染の絵理沙と再会を誓い、病を治すためコールドスリープする。そして5年後──。目覚めた怜人を待っていたのは99.9%の男が死滅し50億人の女性が生きる世界だった…!

    集英社マンガネット『終末のハーレム(1)』より)

    「2016年下半期で1番売れたコミック第1巻は何だ?」第1位は、LINKさん(原作)と宵野コタローさん(作画)による近未来エロティックサスペンス『終末のハーレム』となりました!

    「少年ジャンプ+」連載開始時からその過激すぎる設定と描写で話題になった本作。単行本第1巻も発売直後に品薄となりましたが、まさかここまで売れていたとは……! セクシー要素がかなり強めの作品ですが、単純に過激だったからというよりも、「SF」「ハーレム」という設定が多くの読者の妄想力を刺激したのでしょう。

    なお『終末のハーレム』の読者は9割以上が男性で、20~30代が中心。併読されている漫画には『食戟のソーマ』(佐伯俊/集英社)や『ゆらぎ荘の幽奈さん』(ミウラタダヒロ/集英社)、『To Loveるダークネス』(矢吹健太朗/集英社)と、納得のラインアップが並んでいます。

    『終末のハーレム』試し読みはこちらから

     

    ランキングを振り返って

    ここまで3回にわたってお伝えしてきましたが、ランキング結果はいかがでしたか? ひょっとすると意外な作品も、結構並んでいたのではないでしょうか。

    あらためてランキングを眺めてみると、「少年ジャンプ+」発の作品が第1位と第3位にランクインするなど、2016年下半期はさらにweb連載作品の強さが目立つ結果となりました。また、これらWeb発の作品には「連載時からSNS等で多くの人が言及している」という点が共通しています。

    話題になっている作品をSNSで見つけ、すぐにWebで読み、そのことを投稿するというサイクルの爆発的な拡散力は、紙の漫画雑誌ではあまり見られなかった現象です。最近は「アニメ映画をSNSで実況しながら見る」というスタイルも定着してきていますが、漫画に関しても「リアルタイムで同じ作品をネタに盛り上がれる」ということが重要なのかもしれません。

    紙の漫画雑誌で連載されている作品の場合、Webサイトでの試し読みは単行本発売日の前後に公開されることが多いです。しかしこのことを考えると、もっと早いタイミングで公開して、事前に盛り上がる環境を用意しておくというのも効果があるのではないでしょうか?

    また、これまで同様に「電子書籍を売るためのバナー広告をきっかけに、紙の単行本が売れ始める」という現象もいくつか見られました。

    第17位の『食糧人類』は、まさにその典型的なパターン。またTL(ティーンズラブ)ジャンルでは、第7位『GAME~スーツの隙間~』や第16位『漫画家とヤクザ』のように、電子版のみ配信されていた作品がバナー広告をきっかけにブレイクし、追って刊行された紙の単行本もヒットするという新しい流れもあるようです。

    「単行本第1巻が売れるためには、どんな形であれ多くの人の目に触れることが重要である」「連載誌を読まず、書店を頻繁に訪れる習慣もない人にアプローチするには、Webがますます有効な手段となっている」ということは、今回の集計結果からも分かります。これからのヒット作を生むためには、web告知と書店店頭を連動させることが今後必須となるでしょう。

     

    最後に

    このようなランキングを発表しておいて何ですが、上位の作品が誰にとっても面白いとは限りません。当然ながら今回ランクインしていない作品にも、面白い漫画は山ほどあります。

    このランキングをきっかけに、普段自分が読まないジャンルの漫画を読んだり、フレッシュな漫画を発掘する楽しさを知っていただけると嬉しいです。

    もちろん、ランキングを見て気になった作品があったら、ぜひ書店店頭で手に取ってみてくださいね。

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