完璧な“お姉さん”との甘美な生活……『姉なるもの』で描かれる男たちの理想郷

2017年02月16日
楽しむ
日販 ほんのひきだし編集部 芝原
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漫画『姉なるもの』が売れ行き絶好調!

姉なるもの 1
著者:飯田ぽち。
発売日:2016年12月
発行所:KADOKAWA
価格:616円(税込)
ISBNコード:9784048924771

KADOKAWA「電撃G’sコミック」で連載されている、飯田ぽち。さんの漫画『姉なるもの』が売れ行き絶好調です。

『姉なるもの』の単行本第1巻が発売されたのは、2016年12月中旬。発売4日目にして95%以上が売れてしまい、まさに瞬殺状態に。「どの書店にも在庫がない!」と、しばらく『姉なるもの』難民が溢れる事態となりました。

重版が入ったのは2017年1月中旬。書店店頭に並ぶや、待ちかねていた人たちが一気に購入し、初回発行分を大幅に上回る爆発的な売上を記録しました。

発売から約2か月経過した現在も、高い売上水準を維持しています。

▼『姉なるもの』第1巻の売れ行き(日販 オープンネットワークWIN調べ)。重版後の跳ね方に注目です!

姉なるもの売上推移

年末年始を挟んだこともあり重版まで1か月近く間があいたにも関わらず、重版後即売上が跳ねたということは、それだけ多くの人が、手に入れるのを今か今かと待っていたのでしょう。

それではこの『姉なるもの』という漫画は、どんな作品なのでしょうか?



 

漫画『姉なるもの』あらすじ

主人公は、5歳の時に両親を事故で失い、その後親戚の家を転々としてきた「夕(ゆう)」という孤独な少年。たらい回しにされ、最終的に変わり者の叔父のもとで暮らすことが決まりましたが、すぐにその叔父が倒れ、病院に運ばれてしまいます。

夕が来るまで、広い一軒家に一人で住んでいた叔父。夕は叔父のために入院中の荷物をまとめようとしますが、保険証が見つからず、それを探すために「立入禁止」と言いつけられていた古い蔵へ足を踏み入れます。

薄暗い蔵の中。長持の蓋を開けると、そこには地下に続く階段が……。

そして階段の先にあった地下室で、夕は「それ」に出会ってしまいます。

「千の仔孕む森の黒山羊」と名乗る「それ」は、頭に禍々しい2本の角があり、うごめく長い髪は月のない夜の色、白く豊満な体躯から伸びた足にはひづめがありました。まさに人ならざる異形の存在です。

しかし「それ」は、そんな禍々しさとは対照的に美しい顔をしており、慈愛に満ちた微笑みを浮かべています。

「あなたの大事なものと引き換えに望むままを与えましょう」
「おしえて あなたの願い事はなあに?」

夕は全身に寒気を感じ、始めて”死”を意識します。自分の全てと引き換えにしてでも欲しかったもの、自分の人生にずっと足りなかったものに思いを巡らせた時、思いもよらない答えが、夕の口から飛び出しました。

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