「この世界の片隅に」動員100万人突破!原作コミックも過去最高の週間売上を記録

2017年01月20日
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日販 ほんのひきだし編集部 芝原
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映画「この世界の片隅に」が観客動員数100万人を突破!

映画「この世界の片隅に」の観客動員数が、公開10週目にして100万人を突破しました。

「この世界の片隅に」は、2016年11月12日(土)に公開されたアニメ映画。こうの史代さんによる同名漫画を原作としており、第二次世界大戦下の広島・呉で日々を大切に生きる「すず」の人生を丁寧に描いています。


テレビ局や大手メーカーなどとのタイアップはなく、大々的に広告が打たれることもほとんどなかった本作。しかしクラウドファンディングでの「制作支援メンバー」募集が異例のスピードで集まるなど、公開前から話題になっており、公開以降も口コミで評判を広げてきました。

▶ 映画「この世界の片隅に」異例のヒット!有名漫画家が大絶賛、原作漫画も売行好調

1月16日(月)に発表された「全国映画動員ランキング」(2017年1月14~15日/興行通信社)では第8位にランクインしており、公開10週目にして過去最高となる興収2億円超を記録。また同ランキングでは、今回を含め10週連続でトップ10をキープしています。

上映館数63館という小規模なスタートではありましたが、その高い人気から上映館は今も増え続けており、累計で200館を超える見込み。累計動員数はついに100万人の大台を突破し、累計興行収入は13億円に達しています。

また1月10日(火)発表の「第90回キネマ旬報ベスト・テン」では日本映画ベスト・テン第1位を獲得、19日(木)には「第71回毎日映画コンクール」で日本映画優秀賞に選ばれました。

さらにNHK「クローズアップ現代+」で特集が組まれるなど、メディアへの露出が続いていることも、追い風になっているようです。

 

原作コミックも過去最高の週間売上を記録

また観客動員数と同様、原作コミックの売上も伸びています。

下のグラフは『この世界の片隅に』上巻の週別売上を示したもの(日販 オープンネットワークWIN調べ)。1月12日(木)のNHK「クローズアップ現代+」放送後に売上を大きく伸ばし、その週の売上冊数は過去最高を記録しています。

この世界の片隅に 上
著者:こうの史代
発売日:2008年01月
発行所:双葉社
価格:700円(税込)
ISBNコード:9784575941463

一般的に映画の原作コミックは公開前後をピークに次第に売上が落ち込み、1か月も経てばかなり落ち着いてしまうのですが、『この世界の片隅に』に関しては当てはまらないようです。

 

『この世界の片隅に』は誰に売れている?

それでは『この世界の片隅に』は、どのような人に売れているのでしょうか? 映画が公開された2016年11月以降の、単行本の購入者層を見てみました(日販 WIN+調べ)。

グラフを見てみると、男女比率はほぼ同じ。また一般的なコミックよりも購入者の平均年齢が高く、40~50代が最多となっています。

また『この世界の片隅に』を購入した人が他にどのようなコミックを買っているのか調べてみると、『乙嫁語り』(森薫/KADOKAWA)、『海街diary』(吉田秋生/小学館)、『銀の匙』(荒川弘/小学館)、『3月のライオン』(羽海野チカ/白泉社)などを買っている方が多いようです。

少しコミカルな描写のある、大人も楽しめるヒューマンドラマといった感じの作品が好まれているようです。

***

映画「この世界の片隅に」はかなり原作に忠実に制作されていますが、上映時間の都合か、いくつかカットされているエピソード・台詞があります。

映画を観た方は、原作コミックを読んで補完するのがおすすめです。そのうえでもう一度映画を見ると、より一層味わいが深くなると思いますよ。

 

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