• 「ミヒャエル・エンデの『モモ』を思い出す作品」時を止められる魔法を手に入れた時、世界はどう変わるのか?アイスランド生まれの傑作『タイムボックス』

    2016年12月23日
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    日販 仕入部 奥田
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    年を取らずにずっと若いままで、美しくいられたら。目の前の状況から逃げて、冬眠のように暖かくなるまで何もせずにいることができたら。

    アイスランドで生まれた「時間」を描くファンタジー小説が、今、読書好きや書店員の間で話題となっています。著者はアンドリ・S.マグナソンさん。日本ではまだそれほど知られていませんが、『青い惑星のはなし』『ラブスター博士の最後の発見』などの代表作がある世界的なベストセラー作家です。

    物語の中心にあるのは、時を止められる「タイムボックス」という箱。この箱は私たちや、私たちの住む世界をどう変えるのでしょうか?

    タイムボックス
    著者:アンドリ・スナイル・マグナソン 野沢佳織
    発売日:2016年10月
    発行所:NHK出版
    価格:1,728円(税込)
    ISBNコード:9784140056813

    世界の始まりの国・パンゲアで、中に入った人間の時間を止める魔法の箱がつくられた。王様は愛する姫を箱に入れて、いつまでも若く美しいままでいられるようにする。やがてその箱は王や姫の運命を揺さぶり、世界のありかたを大きく変えていく。そしてその呪いは、はるか先の現代にまでふりかかることになるのだった……。

    NHK出版公式HP『タイムボックス』より)

     

    全国の書店員から激賞の嵐!

    ◊経済危機の現代から、過去の王国の物語にダイナミックに飛躍する構成が、読者を良い意味で裏切っていて、引き込まれてしまいました。(紀伊國屋書店新宿本店 佐貫聡美さん)

    ◊主人公・シグルンが、直面する様々な試練に立ち向かう姿に感動しました! 魅力的な登場人物、独特な作品世界に、読み応えたっぷりであっという間にのめり込みました。大人から子どもまで幅広く読み継がれるべき作品です!(MARUZEN名古屋本店 竹腰香里さん)

    ◊ミヒャエル・エンデの『モモ』を思い出す作品だった。時間に縛られることなく生きようと決めたはずなのに、時間に追われている今。タイムボックスが売られても購入せず、豊かに時間を過ごそうと再び決意した。(さわや書店フェザン店 松本大介さん)

    時間は過ごしてこそ楽しめるもの。毎日忙しくてもっと時間があれば、と思っている人、やることがない人、やりたいことがない人、日々の過ごし方を考えるチャンス! あなたはこの“タイムボックス”買いたいですか?(ジュンク堂書店上本町店 田中結花さん)

    ◊小学生でこの本に出会えたらもっと時間を大切にしていたはず……と、少し残念に思ってしまいました。後悔しても遅いので、「幸せは退屈な日常にこそある!」とわたしなりにこの物語から得たメッセージを胸に、これからの日々を大切に過ごしていきたいと思います。(ジュンク堂書店ロフト名古屋店 遠藤愛子さん)

    ◊人間の営みの表と裏を見事に描き切った、その高い文学性には驚くほかない。鋭い社会風刺を感じさせると同時に、世界を変えるパワーを秘めた価値ある一冊だ! 本当の人間らしさを問いかけるこの作品の登場は、きっと新たな伝説となるだろう。(三省堂書店 営業企画室 内田剛さん)

    ◊この先どうなるのかと読む手を止められませんでした。姫のために魔法の棺を作ろうとしたアノリに小人が言った「復讐はいつももっともふさわしくない者を傷つける」という言葉にはっとさせられ、こういった胸に響く言葉がある物語は、大人が読んでもきっと深く考えることができる物語なのだろうと確信させるものでもありました。(ジュンク堂書店名古屋店 清田彩乃さん)

    ◊大人が読んでも登場人物の個性が際立ち、心理描写も興味深く飽きさせません。「時間」とは、国王にも、国民にも、貧しい浮浪者にも、全ての人々に平等に与えられるもの。その「時間」を私利私欲のために使おうとするものには、決して幸せの「時間」はやってこない。そう、この物語は、一日一日を大切に生きることを説いた、今を生きる私たちへの良質な贈り物である。(TSUTAYA春日井店 河合誠さん)

    現代社会が抱えている問題を映し出す鏡のような作品でした。(ジュンク堂書店名古屋栄店 柿田紗代子さん)

    時間は誰にも与えられるもの。その限りある時間をどう使っていくのかが生きる醍醐味。今までの時間は満足のいくものだった? これからの時間はどう過ごす? 立ち止まって考えさせてくれる作品です。(丸善博多店 今村創子さん)

    ◊タイムボックスからのたくさんのメッセージは、記憶に残って今より後に、また違う意味を教えてくれる予感がする。(MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店 小林寛子さん)

    ◊「永遠の命を得る」ということを突き詰めていくとこういうことになるんだな、ということが具体的に想像できる話。だからどんな世界であろうが、生きている我々が逃げないで頑張らない限り未来は変わりようがないな、というようなことを考えました。(紀伊國屋書店和書販売促進部 中村紀子さん)

    ◊貧しい少年と王女の道ならぬ恋物語であるような、本当は怖かったグリム童話のようであるような、子が父に求める家族愛でもあるような、残酷で少し切なくて、タイトルの通り、時間と人間について考えさせられるお話でした。(三省堂書店名古屋高島屋店 近藤明子さん)

     

    新聞各紙や雑誌編集部も感嘆!

    ◊予断をゆるさぬ想定外の物語が展開していく。時間をめぐる考察が文明への洞察と連動する瞬間に、本書最大の読みどころがある。(日本経済新聞)

    ◊あえてジャンル分けするなら児童向けファンタジーだが、未来と過去、魔法とSF、神話とリアルが絶妙に融合したこの物語を子どもだけのお楽しみにしてしまうのはもったいない。物語の隅々にまでちりばめられた寓意やアイロニー、時代への警鐘をより深く正確に感じ取れるのはむしろ大人の読者だろう。すぐれた児童文学は、いつの時代も子どもと大人の双方が楽しめるものだから。(ダ・ヴィンチ)

    ◊「時間」をテーマにした新たな傑作ファンタジーが誕生しました。過去と現代の時間軸が交互に展開する不思議なストーリー。独特の世界観に引きずりこまれますよ。(図書館教育ニュース)

    ***

    永遠に生きることは幸せなのか? 現代人に「ほんとうの豊かさとは何か」を鋭く問いかけてくる傑作です。年末年始に何を読もうか迷っているあなたにお勧めしたい、読み応えのある一冊。時間についてじっくり考えてみる、良い機会になりますよ。

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