ハリー・ポッターと呪いの子

「ハリー・ポッター」8番目の物語が描くのは、あの戦いの“19年後”

2016年11月11日
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日販 ほんのひきだし編集部 「新刊展望」担当
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「ハリー・ポッター」シリーズ最新刊『ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部』〈特別リハーサル版〉は、J.K.ローリングが書き下ろした新たなストーリーをもとに、ジャック・ソーン、ジョン・ティファニーが舞台監督を務める舞台劇を書籍化したもの。『ハリー・ポッターと死の秘宝』の戦いの19年後を描く、待望の「ハリー・ポッター」8番目の物語です。担当編集者の方に作品ガイドを寄せていただきました。

ハリー・ポッターと呪いの子
『ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部 特別リハーサル版』

 

 

親と子をつなぐファンタジーの架け橋

「ハリー・ポッター」シリーズ(全7巻)は、79カ国で翻訳され、4億5千万部を売り上げ、まさに世界が夢中になったファンタジー・アドベンチャーです。日本では静山社が、1999年に『ハリー・ポッターと賢者の石』を翻訳・刊行すると、記録的な大ヒットとなり、ファンタジーの一大ブームを巻き起こしました。

私自身はこれまで編集者として、「ハリー」旋風に乗せてもらいながら、後続の「バーティミアス」「アルケミスト」などのファンタジー・シリーズの出版に関わってきました。そして縁あって、この「ハリー・ポッター」8番目の物語を編集させていただく幸運に恵まれました。

最新刊は、『ハリー・ポッターと死の秘宝』の戦いから19年後の物語です。今や37歳になったハリーが、二人目の息子アルバスを、9と3/4番線からホグワーツ魔法学校へと送り出すシーンから始まります。

アルバスは、ハリーの敵役であるドラコ・マルフォイの息子・スコーピウスに出会います。2人のあいだには友情が芽生え、冒険を繰り広げていきます。

一方、ハリーの古傷はふたたび痛み出し、闇の力が新たな動きを見せはじめます。

親たちの過去と、子どもたちの現在が、複雑に絡み合うストーリー。それは「ハリー・ポッター」を読んで育った大人たちと、新たな読者である子どもたちをつなぐ架け橋とも言える、世代を超えた物語です。

本書は、現在ロンドンのウェスト・エンドで上演中の舞台を脚本化しています。シナリオ形式ですが、文字を読みながら役者の表情や舞台の情景が、鮮やかに浮かび上がってくるよう、読みやすい編集を心掛けました。

小説とは一味違う、舞台の臨場感、躍動感を、どうぞお楽しみください。

文・静山社 編集部 小宮山民人


(「新刊展望」2016年12月号「エディターの注目本ガイド」より転載)

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