• 〈インタビュー〉柳広司さん『ナイト&シャドウ』 「一流の男」をテーマに描く国際謀略小説

    2015年06月12日
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    日販 商品情報センター「新刊展望」編集部
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    <柳広司さんの『ナイト&シャドウ』文庫版がこのほど発売されました。単行本刊行時(2014年7月)のインタビューをお届けします。>

    「引っ越しが趣味」という柳広司さん。デビュー後の13年で、現在の住居は6軒目となる。「家でしか仕事をしないので、行き詰まってくると引っ越しをして気分を一新します」

    「本を読まずには生きられない」というほどの読書好き。「仕事場に本があると、つい読んでしまって仕事にならない」ため、資料がらみの本以外はすべて書庫に置いている。蔵書は、「特に繰り返し読む」という約3,000冊に厳選。その「何度でも読まれる本」こそが、書き手として目指すところでもある。

    『ナイト&シャドウ』の舞台は2001年、ワシントンD.C.。要人警護の本場・シークレットサービスでの研修を命じられた警視庁屈指のエリートSP・首藤武紀が、大統領暗殺計画と思しき陰謀に巻き込まれていく――。徹底したリアリティの先に広がるスケールの大きなストーリーと、個性際立つキャラクターたちの魅力で、あっという間に小説の世界に連れ込まれてしまう。「一流の男」をテーマに、著者が「持てるすべてを注ぎ込んで書き上げた」、リーダビリティ抜群のミステリーだ。

    ナイト&シャドウ
    著者:柳広司
    発売日:2015年06月
    発行所:講談社
    価格:810円(税込)
    ISBNコード:9784062931519

     

    創作の現場

    朝8時に起床。猫たちの相手をしてから朝食を摂り、10時から14時くらいまで仕事をする。昼食後、休憩をはさんで書店や図書館に向かうのが日課のため、家選びは「図書館に徒歩で行けること」が必須条件。近くの公園を散歩しながら、その日書いた文章を頭の中で繰り返し点検することも。「お酒を飲まないと、仕事で上がったテンションが高いままで、晩御飯が食べられない」と夜は晩酌が欠かせない。猫たちも、「仕事中はテンションが高いのがわかるのか、寄り付かないんです」。

    仕事中はなぜか仕事部屋に入ってこない猫たち。仕事が終わるのを待っているの図。

     


    柳広司
    1967年生まれ。2001年『贋作「坊っちゃん」殺人事件』で朝日新人文学賞受賞。09年『ジョーカー・ゲーム』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編及び連作短編部門を受賞。同年刊行の『ダブル・ジョーカー』は、『ジョーカー・ゲーム』に続き2年連続で「このミステリーがすごい!」の2位に選ばれる。近著に『ラスト・ワルツ』『ロマンス』『怪談』『パラダイス・ロスト』『楽園の蝶』などがある。


    (「新刊展望」2014年9月号「創作の現場」より)
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