• 迷わない選択/「月刊フラワーズ」7月号は「海街diary」超特大号

    2015年05月26日
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    日販 商品情報センター 馬場進矢
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    いよいよ6/13(土)に実写映画が公開される「海街diary」(吉田秋生/小学館)ですが、それに先駆け連載誌「月刊フラワーズ」7月号(小学館、5/28(木)発売予定)が「海街diary」超特大号として発売されます。

    ●月刊フラワーズ7月号予告 http://flowers.shogakukan.co.jp/magazine/next.html

    月刊 flowers (フラワーズ) 2015年 07月号
    著者:
    発売日:2015年05月28日
    発行所:小学館
    価格:590円(税込)
    JANコード:4910077990752

     

    ご存じの方も多いと思いますが、本作は鎌倉に住む四人姉妹の物語。ベースギターにたとえるならばこの四人は弦であり、取り囲むキャラクターたちはフレットであって、ひとつひとつのエピソードや演出がコードのようなつくりになっています。そして全篇通して誰が主人公かと言えば、それは異母妹の四女・すずで、彼女の成長譚がこの群像劇の太い芯となっています。

    本作第1話(「蝉時雨のやむ頃」)で、すずは長女・幸から「私たちと一緒に住まない?」という慎重に答えるべき問いを受けますが、彼女は間を置かずに即決します。この「迷わない選択」という行為とその意味が、この作品では繰り返し取り上げられます。

     

    海街diary 6
    著者:吉田秋生
    発売日:2014年07月
    発行所:小学館
    価格:589円(税込)
    ISBNコード:9784091670588

    単行本第6巻「四月になれば彼女は」では、そのすずが選択を大いに迷います。それに並行し、三女・チカの恋人であるアフロ店長も選択を迷うことに。

    第13話(第4巻収録「ヒマラヤの鶴」)では、アフロ店長の壮絶なエベレスト遭難エピソードが登場します。アフロ店長はその時に大ケガを負いますが、そのきっかけとなった件について、チカは「はじめて聞きました」と静かに言い、続けて少し不安げに、再びエベレストに登りたいかと尋ねます。それに対しアフロ店長はやんわりと、迷わずに否定します。それなのに、第23話(第6巻収録「肩越しの雨音」)では、アフロ店長がその選択について迷わずにはいられない出来事が発生してしまうのです。

    そしてまた、第21話(第6巻収録「逃げ水」)では、次女・佳乃の「過去に“迷わない選択”をした人への気持ちの迷い」がついに消えます。まだ単行本になっていない第25話「同じ月を見ている」(月刊フラワーズ2014年11月号掲載)、第26話「パンと女子と海日和」(同2015年3月号掲載)では、それぞれの選択が形になっていくのですが、特にすずの選択には深い感動を受けること必至。「迷わない選択」に関わるエピソードラッシュです。

     

    このような流れから満を持して、最新話が掲載された「月刊フラワーズ」が「吉田秋生先生×是枝裕和監督スペシャル対談」の掲載やクリアファイル付録つきで、映画公開直前のこのタイミングで発売されるのです。

    これはもう、海街ファンなら「すぐに買って読むこと」が「迷わない選択」でしょう。

     

    今回の実写映画化も、あの是枝監督がこの「迷わない選択をした人々」をどのように解釈し、どのように伝えてくれるのか、実に楽しみです。

     

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