佐々木裕一「公家武者 松平信平」:時代小説文庫、いま読むならこの作家!⑦

2016年04月22日
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日販 ほんのひきだし編集部「新刊展望」担当
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時代小説の中でも近年注目を集めている文庫書き下ろしから、特にいま読んでおきたい作家8人のシリーズを担当編集者が紹介する「時代小説文庫、いま読むならこの作家!」。今回ご紹介するのは佐々木裕一さんの「公家武者 松平信平(のぶひら)」シリーズです。

 

実在の大名「鷹司松平信平」をモデルにした痛快!青春時代小説

公家武者松平信平
著者:佐々木裕一
発売日:2011年05月
発行所:二見書房
価格:700円(税込)
ISBNコード:9784576110585

現在シリーズ累計70万部突破の大人気シリーズ「公家武者 松平信平」。このシリーズの面白さはズバリ「実在の人物・松平信平」のキャラクターにあります。これまでの時代小説では「公家出身」が主人公になることはあまり考えられませんでした。狩衣(かりぎぬ)を纏って江戸の町を歩く姿は美しく、さらに剣の達人となれば、シリーズの始めからグッとその世界に引き込まれます。その上、三代将軍家光の正室の弟として、公家から後に一万石の大名となった実在の人物と知れば、歴史好きならずとも興味を惹かれるはず。

信平が15歳で京から江戸へ出てから、今では12作を数える大作となりました。ここまで多くの読者を魅了したもうひとつの魅力は「松姫」との恋物語。信平が一目ぼれをした初代紀州藩主の愛娘「松姫」。その淡い恋心と若き男女の心の揺れは、読者にさわやかな感動を与えます。また、数々の難事件を個性豊かな家来と乗り越える姿は、多くの女性読者の人気も集めています。まさに「恋あり」「剣あり」「友情あり」と時代小説の醍醐味がグッと詰まったシリーズなのです!

そして最新作『赤坂の達磨 公家武者 松平信平13』が4月25日に発売となります。25歳に成長した信平に、またまた大きな難問が降りかかります。信平とその仲間達はどのようにその壁に立ち向かうのか? 五十石から二千四百石にまで増えた石高はどこまで増えるのか? 乞うご期待!

(二見書房 編集部 多田勝利)

佐々木裕一(ささき・ゆういち)
1967年、広島県生まれ。2003年に架空戦記でデビュー以降、執筆活動に入る。かねてより痛快時代劇の大ファンで、数多くの時代小説や歴史と文化の書物を紐解くうちに物語が膨らみ、2010年に時代小説デビュー。著書に「浪人若さま新見左近」シリーズ(コスミック時代文庫)、「佐之介ぶらり道中」シリーズ(廣済堂文庫)、「もののけ侍伝々」シリーズ(角川文庫)、「春風同心家族日記」シリーズ(徳間文庫)がある。


(「新刊展望」2016年4月号より転載)

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