• 小泉今日子さんの特集は即完売!取材対象を好きにさせる雑誌「MEKURU」の編集長に聞いてみた

    2016年03月26日
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    小泉今日子さんがスッピンで、しかも自宅でインタビューを受けたと大変話題になった、カルチャー雑誌「MEKURU(メクル)」。創刊号の宮藤官九郎さんに始まり、蒼井優さんやSEKAI NO OWARIなどさまざまな方を取り上げていますが、読んでいて毎回「私、この人好きかも」と思わせてしまう、素敵なインタビューが特長です。今回はそんな「MEKURU」の編集長である、上田智子さんにお話を伺いました。

    〈プロフィール〉
    1974年生まれ。大学卒業後、株式会社ロッキング・オンに入社。「H」「CUT」編集部を経てフリーランスに。2013年11月にカルチャーマガジン「MEKURU」を創刊(発行元:ギャンビット)。そのほか編集を担当した本に、蒼井優『トラベル・サンド』『ダンデライオン』(ともにロッキング・オン)、カンバラクニエ『すりばち眼鏡』(ロッキング・オン)、早見あかり『Twenteen』(スターダストピクチャーズ)など。

    MEKURU VOL .07
    著者:ギャンビットパブリッシング
    発売日:2016年02月
    発行所:ギャンビット
    価格:907円(税込)
    ISBNコード:9784907462260

    ― 今回の特集「みんなのキョンキョン、誰も知らない小泉今日子」はどのようにして生まれたのでしょうか?

    上田:小泉今日子さんには、ずっと「MEKURU」に出ていただきたいと思っていたんです。「ひとりの人物」「ひとつのテーマ」を徹底的に特集するのが「MEKURU」の作り方なのですが、小泉さんほど掘り下げ甲斐のある方はいらっしゃいませんから。「なぜ、小泉今日子さんはずっと魅力的であり続けることができるのか」を読み解きたかったので、「50歳の誕生日に、『MEKURU』で特集させてくださいませんか?」とオファーして、OKをいただきました。

    mekuru_photo2.03

    小泉今日子さんは16歳でデビューしてから50歳になる現在まで、ずっとエンターテインメント界の第一線を走り続けていて、今もなお瑞々しく輝き続けている方です。時代の流れや年齢とともに、アイドルや歌手、女優、文筆家などに仕事のジャンルを広げて、すべての分野で才能を発揮するプロフェッショナルでもあります。嘘がなく、ブレない生き様もかっこいいですし、それでいて「遠くの人」でなく、こちらに寄り添ってくれるような「親近感」もあるんです。本当に唯一無二の方だと思っています。

    ― 上田さんは、なぜ「MEKURU」を創刊されたんですか?

    上田:前の会社を辞めてしばらく経った頃から、「やっぱり雑誌が作りたい」と思うようになりまして。「せっかく新たに雑誌を創刊するなら、やってみたかったことをやってみよう」ということで、「MEKURU」を作ることにしました。

    私がやってみたかったのは、「人やカルチャーに対する面白がり方や趣味趣向が分かりやすく、時々マニアックな方向に暴走したりして個性が見える雑誌を作ること」でした。子どもの頃から雑誌が大好きで、仕事でも15年ほど雑誌を作ってきましたが、時代の移り変わりとともに雑誌の存在意義はどんどん変化しています。「雑誌から情報を仕入れる」「特定の雑誌に載ることが、その人物のブランディングになる」というような役割の比重は小さくなって、今では「一部の好きな人だけにものすごく好かれる」というニッチな存在になりつつあります。

    それにアーティストや役者さんから一般の方たちまで、ブログやSNSを使って誰もが「個人」メディアになれる時代になっていて、それらは主観が入れば入るほど面白がられます。なので、編集者の主観や偏愛がそのまま誌面に出ている、温度を持ったカルチャー誌を作ってみたかったんです。

    現在は編集部2名と出版プロデューサー1名で「MEKURU」を制作しています。少人数で作るからこそ、雑誌の信念がブレないというのもあるかもしれませんね。

    ▼宮藤官九郎さんの大特集で話題になった『MEKURU』創刊号

    MEKURU VOL .01
    著者:ギャンビットパブリッシング
    発売日:2013年11月
    発行所:ギャンビット
    価格:907円(税込)
    ISBNコード:9784907462000

    ―「MEKURU」を読んでいると、特集された方のことをすごく好きになるんです。特にvol.5の「蒼井優、最初で最後に恋愛を語る」を読んだときには、「ここまで話してくれるんだ!」と驚きました。上田さんの思う、インタビューの極意って何でしょう?

    上田:過去の出演作やインタビューなどをできる限りチェックして、質問表を作って、脳内でシミュレーションするという準備はします。でも取材当日は、質問に縛られないで会話の流れでインタビューを進めるようにしていますよ。あとは「私はあなたにこれだけ興味があって、こういうことを聞いてみたいんだ」という気持ちを素直にぶつけるようにしています。本気で自分のことを知りたがっている人には、相手も真剣に答えてくれると思うんです。

    MEKURU VOL .05
    著者:ギャンビットパブリッシング
    発売日:2015年08月
    発行所:ギャンビット
    価格:907円(税込)
    ISBNコード:9784907462239

    ―「MEKURU」は、特集の軸も面白いですよね。テーマはどのように決めているんですか?

    上田:「MEKURU」は決まった周期で刊行するのではなく、編集部が徹底的に特集してみたい人物やテーマが固まったときに出すというシンプルな作り方をしています。ずっと手元に残しておける紙媒体を目指しているので、「数年後も色褪せない魅力のある企画を作れるか」「アーカイブ性の高いテーマか」ということも指針になっています。

    ― 最後に「MEKURU」読者の方々にひとことお願いします。

    上田:毎号特集内容が変わるカルチャーマガジンですが、これからも素晴らしい写真とディープなインタビューを軸にしながら、「MEKURU」にしかできない企画や切り口を探っていきたいと思っています。読者の方々も、登場してくださる方々も、かかわってくださるスタッフの方々も、勝手に「MEKURU」の仲間だと思っているので、もし私たちと趣味が合うようでしたら、ぜひこの先も一緒に「MEKURU」を育てていただけると嬉しいです。

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