• 東京と京都、二都市に住まうフリーライター・永江朗さんの仕事場訪問

    2016年03月17日
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    日販 商品情報センター 「新刊展望」編集部
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    東京の「ガエハウス」に3週間、京都の「ガエまちや」に1週間。ひと月を2軒の家で過ごす永江朗さん。京都の町家を手に入れたのは、茶道を始め、茶室がほしくなったことがきっかけ。2都市の行き来はいい気分転換になっている。

    出版業界に詳しく、書店に関する著作も多い。「特に京都は書店環境に恵まれている。(どちらの土地にいても)毎日散歩に行って、いろいろな書店をのぞきます」。編集者との打ち合わせ場所もブックカフェを利用している。

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    新刊『51歳からの読書術』のタイトルは、かつて作家・小林信彦さんのエッセイ『人生は五十一から』を読んで、「大人の文化」を意識したことから。取り上げるのは、和歌や漢詩、哲学書から絵本まで、ジャンルを問わない本の魅力や、読書にまつわるツールの活用方法など幅広い。「体験をもとに、読む側もアクションして構築していく」。「読書が楽しくなる方法をいつも考えている」という達人のアイデアが、大人ならではの読書生活を豊かにふくらませてくれる。

    51歳からの読書術
    著者:永江朗
    発売日:2016年02月
    発行所:六耀社
    価格:1,620円(税込)
    ISBNコード:9784897378251

     

    創作の現場

    nagaeakira-office

    玄関を入ると、1階の吹き抜け部分から地下の仕事場が見える。「慣れると座っているより楽」と、食事の時以外は、ほぼ1日を立って過ごす。そのため、パソコンのキーボードも白木の台で高さを調整。必要な“長さ”を計算してオーダーしたはずの本棚は「あっという間に満杯に。建築家にもっと収容量を多くすれば良かったと言ったら、どんなに広く取っても同じだよ、と言われました(笑)」。2軒の家づくりについては『狭くて小さいたのしい家』『そうだ、京都に住もう。』に詳しい。

    狭くて小さいたのしい家
    著者:永江朗 アトリエ・ワン
    発売日:2004年09月
    発行所:原書房
    価格:1,944円(税込)
    ISBNコード:9784562037919
    そうだ、京都に住もう。
    著者:永江朗
    発売日:2015年01月
    発行所:小学館
    価格:616円(税込)
    ISBNコード:9784094061147

    nagaeakira-memo

    中央下の黒く細長いブックウエイトと書見台は、本を見ながら執筆するときの必需品。丸い缶には、ページを挟んで栞や付箋替わりに使えるブックダーツ。メモパッドはサイズ違いが机上のあちこちに。


    nagaeakira-prof

    永江 朗 Akira Nagae
    1958年、北海道旭川生まれ。法政大学文学部哲学科卒。西武百貨店系洋書店アール・ヴィヴァン勤務、雑誌「宝島」「別冊宝島」編集部を経てフリーの著述家となる。処女出版『菊地君の本屋』以降、書店を紹介する本も数多く手掛ける。読書術やインタビュー術に関する著作が多く、書評などの評論活動にも力を尽くす。近著に『茶室がほしい。』『「本が売れない」というけれど』など。

    菊地君の本屋
    著者:永江朗
    発売日:1999年12月
    発行所:アルメディア
    価格:2,376円(税込)
    ISBNコード:9784900913028
    茶室がほしい。
    著者:永江朗
    発売日:2014年11月
    発行所:六耀社
    価格:1,944円(税込)
    ISBNコード:9784897377834
    「本が売れない」というけれど
    著者:永江朗
    発売日:2014年11月
    発行所:ポプラ社
    価格:842円(税込)
    ISBNコード:9784591142233

    (「新刊展望」2016年4月号「創作の現場」より転載)
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