• 手がかりは“最後の一文”だけ!直感で選ぶ「。文庫」フェアが話題に

    2018年08月24日
    本屋を歩く
    日販 ほんのひきだし編集部 浅野
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    直感で選ぶ楽しみ “最後の一文”で選ぶ「。文庫」フェアが話題

    現在、宮城県仙台市のヤマト屋書店 仙台三越店で開催されている「。文庫」(マル文庫)というフェアが、地元で話題を呼んでいます。

    コンセプトは「最後の一文で決める! 直感で選ぶ楽しみ」。フェアコーナーには105点もの文庫がずらっと並び、それらは“最後の一文”だけが印刷されたカバーでくるまれ、フィルムをかけて立ち読みできないようにされています。

    「他人の幸福なんて、絶対にだれにもわかりっこないのですから。」

    「残ったほうの一人は、おばあちゃんの家に戻る。」

    「五つ、六つ、七つ、八つ……」

    これだけではハッピーエンドなのかどうかもわからない一文。しかし唯一のヒントとして、たとえば恋愛小説ならピンク、SF・ホラーなら青というふうに、文字の色でその作品のジャンルが示されています。

     

    一番人気の“最後の一文“は……

    この「。文庫」を発案したのは、同店スタッフの鈴木典子さん。「出版社や著者にとらわれることなくインスピレーションで選んで、読書の幅を広げてほしい」と、この企画を考えたのだといいます。

    印刷・カバーかけはすべて手作業。手はかかりましたが、そのぶん来店客の多くが棚の前で足を止め、じっくり本を選んでいるそうです。

    ちなみに今もっとも売れている作品の“最後の一文”はこちら。

    「うっかりと最後のページが外に逃げ、その本はもう読み終われない。」

    さて、どんな作品の“最後の一文”なのでしょうか?

    「。文庫」フェアは、9月中旬ごろまで開催予定だそうです。

    ヤマト屋書店 仙台三越店
    宮城県仙台市青葉区一番町4-8-15 仙台三越 定禅寺通り館 地下2F
    Tel.022-393-8541
    ※営業時間 10:00~22:00
    http://booksyamatoya.co.jp/mitsukoshi/

     

    何気なく選んでいるつもりでも、普段私たちは大量の情報を受け取っている

    本を選ぶとき、みなさんは何をポイントにしていますか?

    店内を眺めながら歩いて、何となく気になったものを手に取る。タイトルや著者を見て、装丁を確かめ、帯のコメントを見たり、ページをぱらぱらとめくってみたり……。

    なにげなく選んでいるつもりでも、意外に多くの情報を受け取っているように思います。もしかすると、特に買うものが決まっていないときも、いつも同じ売り場、決まったレーベルの本ばかり見ているという方もいるかもしれません。あるいは、よくよく吟味してから選ぶので、最近“直感”で本を選んだことはあまりないという方も。

    書店員さんは、日々さまざまな“本との偶然の出会い”を演出すべく工夫を凝らしています。近くにお住まいの方、仙台旅行の予定がある方はぜひ「。文庫」が開催されているうちに。そうでない方も近くの本屋さんへ足を運んで、意外な本との出会いを探してみてください。




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