• リブロ池袋本店レポ―ト⑧ 大勢の人に見守られながらリブロ池袋本店が閉店

    2015年07月21日
    本屋を歩く
    ほんのひきだし編集部 浅野
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    7月20日(月・祝)、リブロ池袋本店がとうとう閉店の日を迎えました。
    「ほんのひきだし」ではこれまで7回にわたってレポートを掲載してきましたが、今回は最終回としてリブロ池袋本店の最終日の様子とスタッフの皆さんからいただいたコメントをお届けします。

     

    開店から閉店まで途切れることなくレジ前は長蛇の列

    朝10時の開店から客足は途絶えることなく、むしろ閉店時間に向けて増え続け、どの売り場もレジには長い列ができていました。特に著名人の方がサインを寄せていることで話題になった地下1階の柱は、記念にと写真を撮る人で常に混雑しており、テレビ取材も入るなど、大変な賑わいを見せました。IMG_8957.01_RIMG_8958.01_R 買い物カゴを持って売り場をはしごする方も珍しくなく、開店時にはたくさん並んでいた本も次々になくなっていきます。  

    スタッフの皆さんは「寂しいけれど、いつも通り本を売るだけです」

     書籍館3階(語学書担当) 白川淳子さん  IMG_8926学生時代にアルバイトとして働き始め、契約社員としてリブロに入社し今年10年目を迎える白川さん。 「初めて担当したのは、立教大学の松本茂教授が出演されているNHK『おとなの基礎英語』のテキストのフェアです。これをきっかけに他の出版社からも声をかけていただくようになりました。語学書は地味なイメージがあるかもしれませんが、リブロ池袋本店は、自由にいろんなことをさせてもらえる環境でした。ありがたかったです」 「いわゆる“セゾン文化”の栄光を見てきた諸先輩方の一方、私はその当時そこにいなかった分、リブロ池袋本店には憧れていました。今日まで出版社はじめお取引先の方々や先輩方から色々なことを教わって、好奇心いっぱいにやりがいを持って働いてきました」 IMG_8925  書籍館1階(人文書担当) 幸 恵子さん  IMG_8931書店員としてのキャリアは17年目。2011年の夏に池袋本店に異動になった幸さん。それ以来4年間にわたって、人文書フロアを担当されてきました。 中でも特にやりがいを感じていたのはカルトグラフィアコーナーの棚だそうです。このコーナーでは最終日も「本棚から見る、リブロ池袋本店の40年」が展開されていました。 「カルトグラフィアコーナーでは、ジャンルに関係なく“今”のキーワードからさまざまに話題を拡げて、それこそ人文書に限らずいろんな本を並べていました。20~25くらいのカテゴリで毎回約300冊の本を選ぶという作業は、いわゆる“普通の本屋さん”ではできない経験だったと思います」 「池袋本店で働いて教わったことはたくさんありますが、一番大切だと思っているのは『明日世界が滅ぶとも、私は今日リンゴの木を植える』の言葉にあるように『本屋としてきちんと本を並べて売る』ということです。最終日の今日も大切にして売場に立ちます」 IMG_8930  わむぱむ(絵本・童話)担当  山井洋子さん  IMG_8949今年3月まで池袋本店の「わむぱむ」で働いていた山井さん。現在はリブロららぽーと富士見店にいらっしゃいますが、七夕のフェアと今回の「わむぱむスタッフ 心に残る一冊」フェアでは中心的存在でした。 「池袋本店のわむぱむは、場所にも恵まれていました。お店の一角ではなく“絵本専門店”のようなひとつの空間として存在していて、この空間で本を選ぶこと・買うことをお客様も心地よく思ってくださいましたし、私たちも大切にしてきました」 「毎日をただ楽しく働いてきたと思っていましたが、最近になって『時代を超えて受け継がれる大切なもの』というわむぱむのコンセプトが脈々と受け継がれていることに気付きました。この最後の飾りつけも、現スタッフだけでなくOBが手伝ってくれて作ったものです。これからもこの思いはわむぱむスタッフの心に根付いて、受け継がれていくと思います」 「わむぱむ」は池袋本店のほかにも、リブロ福岡天神店(福岡県)、リブロ大分トキハ店(大分県)、リブロららぽーと富士見店(埼玉県)にあります。代々受け継がれてきた「わむぱむという空間の心地よさ」をぜひ体感しに行ってみてください。 IMG_8948

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