絶版寸前だった文庫が奇跡の復活!?「文庫X」生みの親が次に仕掛けた作品

2017年03月18日
本屋を歩く
日販 ほんのひきだし編集部 芝原
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「文庫X」を生んださわや書店スタッフが、次に仕掛けた作品とは?

「皆さんのお力を借りたいなぁ」

刊行から約6年半が経ち絶版寸前だった文庫が、ある書店員のつぶやきから、いま大きく動きだそうとしています。

そのつぶやきは、昨年「文庫X」を企画し注目を集めた、さわや書店フェザン店の長江貴士さんがTwitterに投稿したもの。

2010年に双葉文庫から発売された小説『ひとさらいの夏』の在庫を「出版社にある分すべて仕入れた」と言い、「売り切れてしまったら、こんなにいい本なのに、もうどこでも手に入らない」「出版社に在庫の問い合わせが殺到したら、重版してもらえるんじゃないだろうか」と呼びかけたのです。

ひとさらいの夏
著者:富士本由紀
発売日:2010年08月
発行所:双葉社
価格:669円(税込)
ISBNコード:9784575513721

 

大好きな本の最後50冊を、大好きな書店で売ってもらいたい

この動きの始まりは、2016年秋にさかのぼります。

出版元である双葉社の営業担当者・田中沙弥さんが、さわや書店に「大好きな本の最後の50冊を、大好きな書店で売ってもらいたい」と提案。

フェザン店で文庫・文芸を担当する長江さんは、『ひとさらいの夏』を読んだうえで提案を引き受け、「こんなにいい本を50冊で終わらせてはもったいない」と、今回の呼びかけを行ったのだそうです。

 

在庫50冊から奇跡の5000部へ!

そして長江さんの呼びかけに、全国の書店員や読者が反応。“共犯者”の輪はどんどん広がっていきました。

それから約3週間後……


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