• 「日本語ラップについてどう話せばいい?」簡単さ。TALK THIS WAY!!! 『日本語ラップ批評ナイト vol.2』開催【2/25・東京】

    2017年02月15日
    本屋を歩く
    有地和毅 a.k.a. お揃いのタトゥー
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    2017年2月25日(土)、「日本語ラップ批評ナイトVol.2」が開催されます。

    それにより2016年7月29日(金)に開かれた「日本語ラップ批評ナイト」は、遡行的に「日本語ラップ批評ナイトVol.1」と名付け直されることになります。「日本語ラップ批評ナイトVol.2」(以下、Vol.2)は「日本語ラップ批評ナイトVol.1」(以下、Vol.1)とどのように接続されるのでしょうか? そもそもVol.1はどのようなものだったのでしょうか? そこでは何が起こっていたのでしょうか?

    登壇者最年少にして日本語ラップブロガーの韻踏み夫さんによる、Vol.1のレポートをご覧ください。

    「日本語ラップ批評ナイトVol.1」レポート

    登壇者の一人である中島晴矢の所属するStag Beatのショーケースで幕を開けた。トークは2部制で、第1部では4人の登壇者が、一人一人それぞれ約15分ずつ単独で話し、第2部では、4人が日本語ラップ批評について議論した。

    【第1部】
    韻踏み夫はTOKONA-X「Where’s my hood at?」について主に押韻の観点から語り、佐藤雄一は自身がユリイカに寄稿した文章と絡めながらKOHH「FUCK SWAG」について、中島晴矢は自身のリスナー遍歴を辿りながらプレイヤーとしての考えを語り、吉田雅史は、自身がプレイヤーでもあるという観点からラップソングが制作される過程を追いながら、ビートとラップの関係について語った。

    【第2部】
    日本語ラップに批評は必要なのか、という問題について、アーティストが持つ批評性に惹かれないという韻踏み夫と、それではラッパーを単に神秘化するだけだという中島が議論した。そこで吉田は批評が描くべき物語、日本語ラップと外部との接続のさせ方などについてこれから努力の余地があるとし、佐藤はシュレーゲルを引きながら、批評は対象の作品によりかからず、一つの新たな作品であらねばならないと言った。

    次に日本語ラップ批評が確立したとも言えない現状についての危惧へと議論は進んだ。ユリイカの日本語ラップ特集が話題を呼ぶのは日本語ラップ批評がいまだ未発達な状態である証拠なのだと断じつつ(他ジャンルの例えば映画や漫画研究を見よ)、「文学などよりもK DUB SHINEの方が偉いのだから可能性はまだまだあるのだ」と佐藤が素晴らしい啖呵を切った。

    質疑応答では、客として足を運んでいた音楽ライターの磯部涼がマイクジャックし、登壇席へと乱入。様々なアプローチが可能な日本語ラップ批評をどうまとめるのか、あるいは分業するのかという問いをつきつけた。その後、批評のアプローチの分業体制(歌詞、社会的背景から、ビートから等々)の是非について話し合われ、「雑誌や日本語ラップ学会のようなものがこれから作られればいい」という話に。中島が交通整理しつつ行われた熱い議論は、当初の予定を大きくオーバーし、企画者・司会の有地が「HOLD ON!」を連呼し強制終了するまで続いた。

    Vol.2が開催される強烈な動因となったのは、Vol.1での磯部涼さんのマイクジャックだったと言っても過言ではないでしょう。磯部涼さんがVol.1の登壇者たちに突きつけた問いが、Vol.2につながります。Vol.2の幕を開けるのは磯部涼さんによる基調発表。テーマは「日本語ラップのディスクール」です。それを受けて、これからの日本語ラップ批評を基礎づける議論が交わされるでしょう。

    また、「Vol.1」の討論でも問題となった「日本語ラップに批評は必要か?」、そして「批評に日本語ラップは必要か?」という対になった問いにも、何らかの応答がなされるはずです。分断された複数のジャンル批評を接続し、統合された形でアップデートすることが日本語ラップ批評には可能であるかも知れません。日本語ラップと批評の関係性をラディカルに問い直し、日本語ラップ批評を新たに組織する契機となる夜。「日本語ラップ批評ナイトVol.2」、ぜひこの夜に居合わせてください。

     

    イベント概要

    日本語ラップ批評ナイトVol.2「TALK THIS WAY!!!」

    登壇者:
    磯部涼(音楽ライター)
    吉田雅史 a.k.a. nejel mongrel(批評家/ラッパー/ビートメイカー)
    佐藤雄一(詩人/批評家)
    中島晴矢 a.k.a. DOPE MEN(現代美術家/ラッパー/Stag Beat)
    韻踏み夫(日本語ラップブロガー)
    企画:有地和毅 a.k.a. お揃いのタトゥー

    日時:
    2017年2月25日(土)19:00 開演/18:30 開場 ※ 22:00 終了予定

    会場:
    文禄堂高円寺店(東京都杉並区高円寺北2-6-1 高円寺千歳ビル1F)【MAP
    ※営業時間 月~土9:00~25:00/日・祝10:00~25:00

    参加費・参加条件:
    1,500円(1ドリンクオーダー制)

    参加方法:
    下記の方法にて、参加申し込みを受け付けています。
    ①店頭予約
    ②電話予約(03-5373-3371)
    ③Peatix(http://peatix.com/event/236868

    定員:
    50名

    問い合わせ先:03-5373-3371

    詳しくはこちら:
    http://peatix.com/event/236868

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