リブロ池袋本店レポート④ 歴代スタッフの「今も心に残る一冊」とリブロ池袋本店の思い出

2015年06月26日
本屋を歩く
ほんのひきだし編集部 浅野
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リブロ池袋本店 最後のブックフェア

閉店まで1か月を切ったリブロ池袋本店。ちょうど1か月前の6月20日(土)より、40年間の感謝の気持ちを込めた最後のブックフェア「40年間ありがとう!リブロ池袋本店歴代スタッフが選ぶ、今も心に残るこの一冊」が地下1階Aゾーン特設会場で開催されています。

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リブロ池袋本店と、歴代スタッフの「思い出の一冊」

このフェアは、現役も含め歴代スタッフが、リブロ池袋本店の思い出とともに「今も心に残る一冊」を紹介するもの。なんと参加スタッフは総勢100名超。企画が生まれた背景には、「リブロ池袋本店は今働いている人たちだけのものではない。先輩方から脈々と受け継いで、今のリブロ池袋本店がある」という思いがありました。

本とメッセージがずらっと並んだ大きな書棚は、初めて訪れた方でも思わず足を止めてしまうはず。リブロ池袋本店が、お客様だけでなくスタッフからも長きにわたって愛されてきたことを象徴するフェアとなっています。

そんな歴代スタッフの方の思い出を、本とともにいくつかご紹介します。

プラテーロとわたし 新装版
著者:フアン・ラモン・ヒメネス 長新太 伊藤武好 伊藤百合子
発売日:2011年07月
発行所:理論社
価格:1,728円(税込)
ISBNコード:9784652079812

この本は、何かある度に、そっと忍び込ませていました。フェアに、おすすめ本の紹介に、お客様のお問合せ時に。
棚を触っている時も、売れていると真っ先に気付いた本のひとつでもあります。これまでも、これからも大切に販売していくであろう一冊ですが、この本が一番似合う棚は、僕の中では、池袋本店の棚であり続けると思います。そういえば、リブロ初代社長の小川道明さんは、理論社の編集者でもあったとか。お会いしたことは、もちろんないですが、不思議な偶然です。

自殺って言えなかった。
著者:自死遺児編集委員会 あしなが育英会
発売日:2005年09月
発行所:サンマーク出版
価格:679円(税込)
ISBNコード:9784763184108

2009年夏の改装前、3階にあった人文書売場にいて、最後くらい好きなフェアやろう!ということで、「自殺予防フェア」を展開。その中で、一番売りたかった本。自由があった。これからも。

コーネルの箱
著者:チャールズ・シミック 柴田元幸
発売日:2003年12月
発行所:文藝春秋
価格:3,024円(税込)
ISBNコード:9784163224206

静けさと興奮が同居する「書店」という場が何より好きです。ここが無くなっても、皆さまにとって普段づかいの出会いの場所がまた出来ますように。苦しい日々も楽しい日々も支えてくれたすべての人に感謝します。

来店客の中には涙ぐんでメッセージを読んでいる方もいらっしゃるそう。実際のPOPには在籍期間とスタッフの方のお名前もあわせて書かれており、読む方にも当時を一層鮮やかに想起させることでしょう。ぜひ店頭で実物をご覧ください。

かつて足繁く通った方・今も常連の方はもちろん、まだ訪れたことのない方も一度足を踏み入れてほしい空間です。もしかしたら、ここからあなたの「ずっと心に残る一冊」が見つかるかもしれません。

 

企画に関するお問合せ:03-5949-2910 リブロ池袋本店(代表)


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