• 仕掛け番長写真

    名物書店員「仕掛け番長」全面プロデュースのコミック売り場を訪問!TSUTAYA三軒茶屋店の魅力に迫る(前編)

    2016年08月05日
    本屋を歩く
    日販 ほんのひきだし編集部 芝原
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    名物書店員「仕掛け番長」全面プロデュースの売り場を訪問!

    皆さんは、書店業界で「仕掛け番長」と呼ばれている名物書店員をご存知でしょうか? 「仕掛け番長」の正体は、文庫本や漫画の仕掛け販売で数々の実績を残している、TSUTAYA三軒茶屋店にお勤めの栗俣力也さん。TSUTAYA有楽町店勤務時代には、売れ行きが振るわず絶版になっていた文庫を復刊し、表紙、帯、POPに至るまでをプロデュースし、お店で大々的に展開して全国規模の大ヒット作にまで育て上げたという伝説をお持ちです。現在はTSUTAYAが行なっている「復刊プロデュース文庫」という企画にも参加していらっしゃいます。

    〉復刊プロデュース文庫
    【第1弾】http://www.ccc.co.jp/news/2015/20150205_004914.html
    【第2弾】http://www.ccc.co.jp/news/2015/20150328_004945.html
    【第3弾】http://www.ccc.co.jp/news/2016/20160614_005005.html

    また漫画に関しても、自身のおすすめ漫画を紹介した『マンガ担当書店員が全力で薦める本当にすごいマンガはこれだ!』を出版されるほど。

    マンガ担当書店員が全力で薦める本当にすごいマンガはこれだ!
    著者:仕掛け番長
    発売日:2015年10月
    発行所:TOブックス
    価格:1,080円(税込)
    ISBNコード:9784864724340

    今回ほんのひきだし編集部は、栗俣さんが初めて「売り場の全面プロデュース」に挑戦したというTSUTAYA三軒茶屋店のコミック売り場を取材し、お話を伺ってきました。TSUTAYA三軒茶屋店は、東急電鉄の三軒茶屋駅から徒歩約3分のキャロットタワー2階にあります。本、コミックレンタル、セルCD/DVD、ゲーム、トレーディングカード、文房具、携帯電話など幅広い品揃えの複合店。2016年4月にリニューアルオープンしました。

    仕掛け番長写真

    「仕掛け番長」こと栗俣力也さん。番長と呼ばれるに相応しい貫禄がありますが、話し方はとてもソフトで、好きな本や漫画の話になると人懐っこい笑顔になるのが印象的でした。

     

    実際に載る原稿を目の前で!? 漫画家によるライブドローイング「三茶コミックライブ」

    TSUTAYA三軒茶屋店では、漫画家が実際に書店店頭で原稿を描く「三茶コミックライブ」という珍しいイベントが開催されています。観客は原稿を描く漫画家の姿だけでなく、プロジェクターに投影された原稿そのものも見ることができ、しかもその原稿は、イベント用ではなく実際に雑誌に掲載される「ほんまもんの原稿」(栗俣さん談)。ペン入れだけを見せる場合もありますが、ネームを作るところや、場合によっては担当編集の方も交えてネーム前の打ち合わせを見せることもあるそうです。

    「サイン会は色々な書店さんが企画していますが、参加するのが熱心なファンの方に限られてしまって、新たなファンを生むことには繋がらないことが多いんです。漫画家さんの実際の作画風景を生で見られるライブペインティングは、誰でも思わず見入ってしまうくらい感動的なもの。しかも目の前で描かれたものが実際に雑誌に載るとなれば、なおさらですよね」と栗俣さん。

    ゲストの漫画家さんは、栗俣さんが自ら編集担当の方に交渉して決めているとのこと。つまり「三茶コミックライブ」に登場する漫画家さんは、栗俣さんイチオシの漫画家さんだということです。ちなみにお店を訪問した6月29日の前週には、『兎は二匹』の山うた先生のコミックライブを行なったのだそう。「山うた先生はTSUTAYA三軒茶屋店の常連さんなんです。山うた先生が来店された時に『やりましょうよ!』とお声を掛けたところ、快諾していただきました」(栗俣さん)。

    「三茶コミックライブ」は予約なしで誰でも参加できる観覧フリーのイベント(※イベント後にサイン会がある場合は、サイン会への参加のみ事前予約が必要)ですが、もし当日参加するのが難しくても、店内に「三茶コミックライブ」の作品を並べた棚があるのでぜひ一度見に行ってみてくださいね。モニターで、過去に行われたイベントの様子も放映されています。

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    「サイン本は全て第1巻」その理由は?

    さらにコミック売り場を見て回っていると、サイン本のコーナーにたどり着きました。このコーナーのポイントは、サインされている単行本が全て1巻目であること。通常、書店に並ぶサイン本は最新巻であることが多く、出版社からも「1巻目でサイン本の依頼がくることはめったにない」と驚かれるのだそうです。

    なぜ栗俣さんは1巻目の単行本にサインをもらうのでしょうか? そこにも、「新しいファンを生みたい」という栗俣さんのこだわりがありました。

    「最新巻のサイン本は、既刊の単行本を持っているファンの方のためのものですよね。でも、僕は新しい読者にも手に取ってもらいたい。漫画家さんにサインを入れていただくことで、その作品をまだ読んだことがない漫画好きの方に、読んでもらうきっかけが作れると考えました」(栗俣さん)。

    サイン本コーナー

    全て1巻目のサイン本コーナー。一度サインをお願いした漫画家さんが、来店時に追加でサインを入れることもあるそうです。

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