• 「1」がテーマのビブリオバトル 新宿「STORY STORY」1周年記念イベントレポート

    2016年05月09日
    本屋を歩く
    一般社団法人ビブリオポルトス代表理事 小松雄也
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    新宿「STORY STORY」のオープン1周年を記念して、4月23日(土)に数字の「1」をテーマにしたビブリオバトルが開催されました。

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    ビブリオバトルとは、発表者が読んで面白いと思った本を順番に発表し、参加者全員からの質疑応答を経て、参加者の投票によって最も読みたくなった本(=チャンプ本)を決めるというもの。今回は5名の発表者が集まり、数字の「1」に関連した本を紹介しました。

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    もう一度読みたくなる本 No.「1」

    ぼくは明日、昨日のきみとデートする
    著者:七月隆文
    発売日:2014年08月
    発行所:宝島社
    価格:724円(税込)
    ISBNコード:9784800226105

    京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて――。

    『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』公式サイトより)

    紹介者コメント:
    もう一度読みたくなる本No.1として、この本を紹介します。今回はすでに本を読む習慣がある方に、普段とは異なる読書体験を楽しんでほしいです。集中すれば2時間で読み切ることができます。2周目の30ページ目が一番泣けるので、電車の中で読み返すことはおすすめしません。

     

    「1」行バカ売れ

    1行バカ売れ
    著者:川上徹也
    発売日:2015年08月
    発行所:KADOKAWA
    価格:864円(税込)
    ISBNコード:9784041027523

    大ヒットや大行列は、たった1行の言葉から生まれることがある。様々なヒット事例を分析しながら、人とお金が集まるキャッチコピーの鉄則を紹介。「結果につながる」言葉の書き方をコピーライターの著者が伝授する。

    KADOKAWAオフィシャルサイト『1行バカ売れ』より)

    紹介者コメント:
    タイトルがそのまま、今回のテーマに合致しています。この本は、少ない文字数で最大限の効果を発揮するキャッチコピーについて、世界中から集めた事例を用いて紹介しています。この本を通じて「物語」を言葉に込めて伝えることの大切さに気付きました。世界中で普遍性のある「感動」に出合うことができます。

     

    今「1」番読まなくてはならない本

    宇宙の眼
    著者:フィリップ・キンドレッド・ディック 中田耕治
    発売日:2014年09月
    発行所:早川書房
    価格:994円(税込)
    ISBNコード:9784150119751

    観測台から見下ろしていた見学者たちを、突然の災厄が襲った。陽子ビーム加速器が暴走し、60億ヴォルトの陽子ビームが無秩序に放射され、一瞬で観測台を焼き尽くしたのだ! たまたまその場にいた8人は、台が消滅したためにチェンバーの床へと投げ出された。やがて見学者のひとり、ジャック・ハミルトンは、病院で意識を取り戻す。だがその世界は、彼の知る現実世界とは、ほんの少し違っていた……

    ハヤカワ・オンライン『宇宙の眼』より)

    紹介者コメント:
    現在、米大統領選挙で取沙汰されている数々の発言の根幹を、アメリカ的イデオロギーの色濃い本作が明かします。アメリカ合衆国という国家を知るため、ひいては世界の未来を考えるために、今1番読まなくてはならない一冊です。来年には他2作品の映像化も控えた話題の著者による、「アメリカ人」たちが繰り広げる多元宇宙SFの代表作です。

     

    読書にハマる上で「1」番重要だった本

    女生徒 〔平成21年〕改版
    著者:太宰治
    発売日:2009年05月
    発行所:角川書店
    価格:475円(税込)
    ISBNコード:9784041099155

    「幸福は一夜おくれて来る。幸福は――」多感な女子生徒の一日を描いた「女生徒」、情死した夫を引き取りに行く妻を描いた「おさん」など、女性の告白体小説の手法で書かれた14篇を収録。

    KADOKAWAオフィシャルサイト『女生徒』より)

    紹介者コメント:
    私が読書にハマる上で、一番重要だったのがこの本です。女性の一人称で描かれたこの作品は、文章のリズムが良く、軽やかに読み進めることができます。私の経験からも保証できますが、この本は児童文学から純文学への橋渡しの役割を担うことができる小説です。中学生や高校生の人へ、強くおすすめしたいと思います。

     

    弱ってしまったときに「1」番染みる本

    西の魔女が死んだ
    著者:梨木香歩
    発売日:2001年08月
    発行所:新潮社
    価格:497円(税込)
    ISBNコード:9784101253329

    中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。

    新潮社公式サイト『西の魔女が死んだ』より)

    紹介者コメント:
    今回、初めてビブリオバトルに参加しました。この本は、何もする気力が湧かないくらい自分が弱ってしまったときに、一番心に染み入る本です。主人公に共感することで、自分も一緒に気持ちを整理することができます。また、自分の大切な人へ、素直な思いを伝えることの尊さを再認識するきっかけになったのが、この本です。

     

    『1行バカ売れ』がチャンプ本に
    STORY SOTRYでは「『1』にまつわるSTORY」を公開

    発表終了後、参加者全員の挙手による投票が行われ、『1行バカ売れ』が「チャンプ本」に決定しました。

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    「STORY STORY」店内では今回紹介された本とあわせて、「1」に関する本を集めた棚「『1』にまつわるSTORY」が公開されています。さまざまな角度から「1」という数字に関する本が並べられていますので、ぜひ一度見に行ってみてください。なお、今回ビブリオバトルで紹介された本には、発表者による手書きPOPも一緒に展示されています。

    〉「1」にまつわるSTORY|STORY STORY 新宿
    http://www.yurindo.co.jp/storystory/pickup/5436

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